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ネクストゴールに向けてのご挨拶
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SUCCESS!ご支援ありがとうございます
- クラウドファンディング開始5日目で目標金額を達成することができ、本当にびっくりしております。当初、金継ぎに興味を持ってくださる方がいれば、仮に人数が少なくても実現したい!という思いから20万円を目標に掲げておりました。予想を上回り、たくさんの方にご支援いただいたき本当に感謝しております。
たくさんのご支援をいただいたことで、キット内容を再検討することができました。当初より使いやすい道具に変更し、きちんとしたテキストも用意することができました!特にこのテキストはすてきなデザイナーさんに協力していただき、可愛くてわかりやすい資料となっています。早くみなさまの元にお届けしたいです◎
この新しいキットをよりたくさんの人に届けたいという思いから、100万円を目標にネクストゴールを設定いたします。プロジェクト終了まで、どうぞよろしくお願い致します◎ -
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オンラインではじめる「本漆を使った金継ぎ」
- 陶磁器のするりとした肌に光る、一本の線。
割れたその一瞬に "偶然生まれてしまった" かたち。
計算されていない美しさになんとも言えない愛おしさを感じます。 -
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毎日使っている馴染みの食器。
割れてしまった瞬間の、悲しさと焦りが入り混じった気持ちが苦手でした。
けれど金継ぎを自分でできるようになった今は
そのハプニングさえ前向きな気持ちで受け止められるようになった。
自分の手のなかで息を吹きかえす器のこと
前よりもっと好きになるってわかっているから。 -
このプロジェクトのポイント
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POINT
- ● オンラインで金継ぎを学べます。一人ではじめるのが不安な方も大丈夫。
● 内容にこだわったオリジナルの金継ぎキットです。
● 割れた器がない方にも◎ アクセサリー制作キットを用意しています。 -
リターン
- ◯ 金継ぎキット
◯ オンラインワークショップ
◯ 金継ぎを取り入れた 新作アクセサリー
◯ ayako.ceramics アクセサリー30%OFFクーポン -
- 組み合わせを変えたバリエーションでリターンをご用意しています。
リターン一覧と、このページの終わりで詳しくご案内しています。 -
INDEX
- このページでは、金継ぎとの出会いやこのプロジェクトを企画したきっかけと理由、
そしてもう一つの大切な目的などについて、お話しています。
つい長い文章になってしまいました。
もくじを作ったので気になる所だけでも読んでみていただけると嬉しいです。 -
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ごあいさつ
- はじめまして。陶芸家の小川文子です。
まず、ここまで読んでくださってありがとうございます。
少し自己紹介をしようと思います。 -
- ayako.ceramics(あやこせらみくす)の名前で、これまで陶磁素材のアクセサリーをたくさん作ってきました。陶芸の素材や技法をアクセサリーのデザインに落とし込み、自然と作り方や材質に興味を持ってもらえるようにこだわったアクセサリーです。
陶芸といえば食器、が当たり前ですが、ayako.ceramics は食器よりも陶磁素材のアクセサリーを重点的に展開しています。いわゆる「器好き」ではない方にも陶芸の魅力を知ってもらいたくてはじめたブランドです。 -
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金継ぎとの出会い
- アクセサリー作家の ayako.ceramics がどうして金継ぎをすることになったの?と不思議に思う方もいらっしゃると思います。
そのきっかけとなった指輪のお話を少しさせてください。
自分で焼成して作った陶磁パーツを一度割って、
金継ぎをデザインに取り込んだ指輪です。 -
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- ▲2017年に最初に作った金継ぎアクセサリーのシリーズ。
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金継ぎをデザインに取り入れたアクセサリーをリリースして感じたこと
- 金継ぎをアクセサリーに取り入れることは当時まだ珍しく、
百貨店での催事の一押しアイテムになったり、
海外からも是非店で取り扱わせてほしいと話があったりしました。
少しずらすことで、金継ぎをデザインに取り入れ、
言ってみればただの修理痕に意味を持たすことができたんじゃないかな〜、
と我ながら嬉しく思ったのを覚えています。
しかし、リリースしてしばらく経つと、ひとつだけ、どうしても気になる事が。この金継ぎの指輪は、簡易金継ぎと呼ばれている金継ぎ風の技法で作ったものでした。それがどうしても心にひっかかってしまうのです。(この時のやり方は接着剤が硬化する直前に純金粉をふりかけ、装飾するものでした)
作品を手にとってくださる方に「金継ぎ、素敵ね〜!」と言われるたびに(でも本当の金継ぎじゃなくて簡易金継ぎなのだ…)とすこしずつ心苦しくなっていく自分に気づいたのでした。
アイデアには自信を持てているのに、技法の歴史や背景をきちんと理解しきれていないために、作品の説得力がなくなってしまう…。
全行程に本漆を使う、昔ながらの金継ぎでこの指輪を作りたい。そして胸を張って「金継ぎです」と言えて「金継ぎの工程は…」と説明できるようにならなければならない。
そう思って、金継ぎの技法をいちから学び直すことにしました。 -
- ▲ 金継ぎの練習を始めてしばらく経った頃
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金継ぎってなんだろう?
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金継ぎは漆を使った手しごと
- 最近よく目にするようになった金継ぎ。知ってはいても、工程を細かくご存知の方はあまり多くないかも知れません。簡単に説明すると、割れた器の破片を漆を使ってくっつけて、最後に金をふりかけるイメージです。
金で溶接するのかな?と質問されることもあるので結構驚かれるのですが、金は一番最後の仕上げ、上塗りした漆が乾く直前に装飾の段階で初めて使用します。
欠けたところを埋めるときも、割れをくっつけるのも、金を定着させるのも漆。金継ぎと言うネーミングですが、ほんとうは全部漆を使った手しごとなんです。 -
- ▲ 漆で破片をくっつけたところ
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- ▲ 研ぐ工程、仕上げ塗りをしたのち、最後に金でお化粧
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漆は古来からの接着剤、そして天然塗料
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昔は接着材として使えるものがデンプン糊をはじめとする自然由来のものしかありませんでした。その中で一番強固に接着できる素材が漆だったというわけです。
割れてしまった器の修理に使う道具として私たちが一番最初に思いつくのが合成接着剤であるのと同じように、おそらく昔の人は漆を手にしたのでしょう。
後にその傷跡に金属粉で装飾が施されるようになって、生まれたのが金継ぎです。
(現代なら透明の接着剤もありますが、漆はこげ茶色で目立つのでなんとか美しく見せたかったという気持ちも、分かるような気がします)
余談ですが、漆は木に染み込ませることで腐敗しないようにする作用があるので、木地を長持ちさせたいところに使うこともできますし、塗り椀のように重ね塗りを繰り返しよく磨き上げなめらかにし、表面の仕上げにも使いますね。
誤解を恐れずに言えば、漆は古来からの接着剤であり、天然のコーティング塗料のように使われてきたという訳です。 -
金継ぎを始めるときのハードルの高さ
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工程や材料・道具が複雑…
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さて、話を少し戻します。
「金継ぎのアクセサリーです」と胸を張って言いたいと思った私が、改めて学び始める時に感じたハードルのお話です。
まず探したのは金継ぎ教室でした。しかし通える範囲の教室がなかなか見つからず、習ってみたい先生の講座はいつまで経ってもキャンセル待ち。
金継ぎは一工程終えては一日寝かす、といった気の長い手仕事なので、一刻も早く全貌を掴みたかった私は自宅で品物と毎日対話しながら仕上げたい気持ちもあり、独学することにしました。 -
- 次に探したのは金継ぎキット。
でも金継ぎキットのほとんどが簡易金継ぎ用でした。
簡易金継ぎとは、合成漆や新うるしという樹脂製塗料を使ったものです。
かぶれないというメリットもあるのですが、やはり本漆で行う本物の金継ぎとは別物です。
本漆が入っていても、他の材料や道具が省かれていたり。
本物の漆を使って金継ぎがしてみたい私にぴったりのキットにはなかなか出会えず、知り合いの漆作家さんに、教えてもらった漆の専門店で必要そうなものをわからないながらも揃えました。
そして金継ぎの本を手に入れて片っ端から読みました。
材料や道具、そして工程も本によって少し違っていたりして、混乱したら漆作家さんに聞きに行ったりと、遠回りしながら基礎を学びました。
金継ぎを独学で学ぶことは、初心者の自分にとって、工程も道具もとても複雑な感じがしました。
材料も金継ぎをするには多すぎる量を購入することになり、もっとスムーズに金継ぎを始められたらいいのになと思うスタートでした。 -
一通り学んでみて思ったことと、プロジェクトを企画した理由
- 金継ぎの全体像が見えてきた頃、感じたことがあります。
材料は色々とあって複雑な感じがするけど、直したい器の状態に合わせてその材料の特性を見極め、それらを使い分ける点ではいつもやっている陶芸と一緒なんだ。
大枠が見えたからこそ、わかったことです。
遠回りしたのでたどり着くのにちょっと時間がかかったな。
もし誰かかに教えることがあったらどんな風にカリキュラムを組もうかな。
などと考えたりしていました。
(美術高校で非常勤講師をしていた過去のくせですね、、) -
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- そんなことを考えていました。
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オンラインでみんなで金継ぎやってみました
- 金継ぎの練習をしている記事をSNSに投稿したり、
リモート通話をしながら金継ぎの工程を進めていると、「気になる〜!」という声や「自分もやってみたいと思っていた」「教えて欲しい」という声が思っていた以上にたくさん集まりました。
うん、それじゃあみんなでやってみようと、参加しているオンラインコミュニティの仲間に声をかけてみたのが6月の初め。集まってくれた26名の方々と金継ぎのワークショップを行いました。 -
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- ワークッショプ終了後、参加してくださった方が
こんな感想をツイートしてくださっていました。 -
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これから金継ぎを始めてみようと思う方がいらっしゃったら、まずは一つ、
そしてうまくいかなくてもいいから、金継ぎしてみてもらいたいと思います。
工程の全体像を掴んでもらってから直したい器の状態に合わせて
細かく技法を学びを詰めていくのが一番混乱が少なく、
モチベーションを維持しながら進められると思います。 -
金継ぎオンラインワークショップについて
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簡易金継ぎと本漆金継ぎのまんなか
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今回「スペシャルプラン」と「ワークショッププラン」をお選びいただいた方はオンラインで行う金継ぎワークショップにご招待いたします。
このワークショップでは限られた時間で、金継ぎの全体像を一通り体験してもらうことが目的のため、ほんもの漆に加えて合成樹脂も使うレシピを用意しました。
簡易金継ぎのスピード感と、昔ながらの金継ぎの仕上がり、それぞれのいい所を掛け合わせたちょうどハイブリッドのようなイメージです。
まずはこの本漆に加えて合成樹脂も使う方法で、金継ぎの全体像を掴んでみてください。
簡易金継ぎは合成樹脂や合成塗料が露出するので食器には向きませんが、本物の漆を使うこのレシピなら、仕上げに天然素材で覆うことができるので、食器に使っても安心です。 -
とは言っても…、いつかは全部漆で、金継ぎをしてみたいですよね。
- 全て漆で仕上げるやり方は、それぞれの器にあった方法を選びとるのでやはり少し複雑です。
また、少し工程を進めては漆を固めるために数日待ったりするので長い時間がかかります。
それでも過去の私のように「やっぱり全行程に本漆を使う昔ながらの金継ぎをやってみたい」と思ったらその時は、是非教えてください。
このプロジェクトが終了してから改めて、私と一緒に学びましょう。
一緒に学びましょう、と書いたのはまだまだ私も学びの途中だからです。
(今回、この企画を行うほんとうの目的は、ここだったりします。)
(この下「もう一つのたいせつな目的」に書きますね。) -
アクセサリー作家が、どうして金継ぎワークショップをするの?
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「金継ぎをしてみたいけど割れた器がないんです」というお声
- 以前ワークショップを行ったとき、
「今割れた器が無いから、割るしかない!」「昨日、お皿を買ってきて金槌で割った」
という驚きの方法で直す器をご用意された方が複数名いらしゃいました。
なんだかそれもおもしろくて、金継ぎがどうしてもしたいんだーーー!という気持ちが溢れ出している感じがいいなと思ったのですが、私は陶芸家でした。
金継ぎで完成するアクセサリーもキットにしてみようと思ったきっかけの出来事です。 -
絶対にこの楽しみは共有しなきゃいけない!
- 金継ぎとの出会いは、上でお話したようにアクセサリーのデザインとして組み込んだことがきっかけです。改めて本漆を使った金継ぎを学んでみようと思い、その練習として家中の欠けた器や割れた皿を次々直していく途中であることに気づきました。
前よりもっと、その器のことが好きになっているのです。
この器、自分で金継ぎしてん!と話したくなってしまうのです。
自分の手の中で息を吹き返した器たちになんとも言えない愛着が湧いているのを感じました。
この時勢、オンライン会議などのツールが発達したことによって遠くの人とも一緒に同じ時間を過ごすことができる。
金継ぎに興味のある人がいたら、絶対にこの楽しみは共有しなきゃいけない!
そのような気持ちでこのプロジェクトを企画しました。 -
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もう一つのたいせつな目的
- 金継ぎワークショップ、このプロジェクトのミッションは、
同じ思考を持っている人と人をつなげることだと思っています。
ですから、このワークショップは一度きりのイベントだとは思っていません。
終わったあとも、それぞれがゆるく継ながっていられるようなコミュニティもつくりたいなと構想しています。
全行程漆で進める金継ぎも、みんなでやってみたいし、お互いの器を器を愛でたり、
自然にライフスタイルが整っていくような交流ができたらいいな。 -
リターンについて
- * 青文字をクリックすると各リターンの詳しい説明が表示されます。
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\\ いちばんのおすすめプラン // -
Online Workshop PLAN
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- ●金継ぎキット
●テキスト
●オンラインワークショップ
金継ぎキットとテキストをお送りいたします。オンラインワークショップは、ZOOMにて開催いたします。(日程調整に関して、参加者の方にのみ改めてご連絡します。)最初は工程を見てもらいながらの方が理解しやすいかと思います。わからないところがあればその場で質問していただけるのでスムーズに進めやすくおすすめです。
------------------------------------------------------------------------------------------- - \\ 割れた器がない方におすすめ //
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Special PLAN
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- ●金継ぎキット
●テキスト
●オンラインワークショップ
●自分で作る金継ぎアクセサリーキット
オンラインワークショッププランに、アクセサリーキットがセットになっています。完成品を購入していただくよりも、価格も抑えめになっています。アクセサリーは全7種類からお選びください。
金継ぎキットとテキストをお送りいたします。オンラインワークショップは、ZOOMにて開催いたします。(日程調整に関して、参加者の方にのみ改めてご連絡します。)最初は工程を見てもらいながらの方が理解しやすいかと思います。わからないところがあればその場で質問していただけるのでスムーズに進めやすくおすすめです。
------------------------------------------------------------------------------------------- - \\ キットだけが欲しい方はこちらを //
* このプランではオンラインワークショップは含まれません -
Do It Yourself PLAN
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- ● 金継ぎキット
● テキスト
金継ぎキットとテキストをお送りいたします。デザイナーさんと製作中の、可愛くてわかりやすいテキストを見ながらご自身で金継ぎをお楽しみいただけます。
------------------------------------------------------------------------------------------- - \\ 応援してくださる方へ //
*この先のプランには金継ぎキットは含まれません -
Coupon PLAN
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- ● ayako.ceramics Online Shop 30%OFFクーポン
オンラインショップで期間中何度でも使えるonline shop 30%OFFクーポンコードをプレゼント。詳しい使い方はリターンページをご覧ください。 -
Accessory PLAN
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- ● 選べる金継ぎアクセサリー(完成品 / 全7種)
新作の金継ぎアクセサリーをすぐに着けられる状態でお送りします。ブレスレット、ヘアゴム、指輪、ピアス、イヤリング、ノンホールピアス、ブローチからお選びください。 -
Accessory & Coupon PLAN
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- ● 選べる金継ぎアクセサリー(完成品 / 全7種)
● ayako.ceramics online shop 30%OFFクーポン
新作の金継ぎアクセサリーをすぐに着けられる状態でお送りします。アクセサリーは7種類からお好きなものをチョイス。オンラインショップで期間中何度でも使えるonline shop 30%OFFクーポンコードはメールにておしらせの予定です。クーポン詳しい使い方はリターンページをご覧ください。
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おわりに
- 金継ぎは本来修理の跡ですが、自分で手を加えることで思い入れが増し、
割れる前よりも強い魅力を感じることも少なくありません。なにより美しい。
それから集中して手を動かすことは、どこが精神統一にも似て気持ちの良い時間です。
生活の道具を自分で直し、整えること。
豊かな生活って、どこをみても視界の隅に(自分にとって)なんかいい、があって
機嫌よく暮らせることじゃないかな。
自分で自分のために日常にちいさなキラキラの種を蒔いておく。そんな感覚。
物を大切に長く使いたい、ライフスタイルを自らの手で整えていくことに興味があるといった同じ方向を見ている人どうしが、このワークショップを通じて出会うことができたら。
なかなか新しい出会いのないこんな時勢だからこそ、そんなふうに思います。
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プロジェクトの動向や、そのほかおしらせなどSNSでも発信します。
フォローいただけると嬉しいです。 -
最後まで読んでいただきありがとうございました。
オンラインワークショップでお会いできるのを楽しみにしています!
ayako.ceramics / 小川文子 -