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〜今回のプロジェクトについて〜
- 牛革は重い、硬いと思われがちですが日本のタンナーさんたちの長年培ってきた技術によりソフトで軽い革が作られています。しかし海外からの安価な商品が入っている為職人さんが手掛けた商品を目にする機会が減ってきました。今回のプロジェクトはそれを皆さんに知って頂くためのプロジェクトです。このプロジェクトを通して日本の職人技、まさにクールジャパン(Cool Japan)を再認識して下さい。
タンナーとは・・皮を革にする仕事をしている人のことを指します。鞣し(なめし)革業者や皮革製造業者と呼ばれることもあります。つまり、タンナーとは鞣し加工の技術を持っている職人のことです。まさにタンナーによって革製品の良し悪しが決まります。 -
商品ラインナップ
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ソフト牛革メッシュスマートサコッシュ
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ソフト牛革メッシュ ラウンド財布
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ソフト牛革メッシュ ポシェット
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サイズと内側仕様
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ソフト牛革メッシュスマートサコッシュ
- スマホやコンパクト財布が入るのでちょっとしたお出かけや旅行の時も大変重宝します。またショルダーの長さは金具をスライドさせるだけで長さ調節可能です。
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ソフト牛革メッシュ ラウンド財布
- お札やカード、小銭など使用頻度の高いものを取り出す際に見やすくした作りになっております。
紙幣入れ×2 カードポケット×12 フリーポケット×3 -
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ソフト牛革メッシュ ポシェット
- スマホや長財布などが十分入るサイズでお出かけや旅行の時も大変重宝します。またショルダーの長さは金具をスライドさせるだけで長さ調節可能です。
外側:後側ファスナーポケット×1
内側:オープンポケット×2、ファスナーポケット×1 -
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メッシュができるまで
- 色々な工程を経てメッシュが出来上がります。工程の一部をご紹介させて頂きます。
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メッシュの土台となる革の加工工程
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メッシュに指し込む紐の加工工程
- 紐にする革を準備します。たいていの革の裏側は写真のように毛羽立ちがあります。
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- 鋭利な刃が付いた鏨(たがね)で紐を裁断していきます。裁断方法は刃が付いた面を革に乗せ、特殊な機械で上から圧力を加え裁断していきます。
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- 毛羽立ちのある革は厚みがあり穴に通すことができないので革を薄くする機械で1本1本毛羽立ちを取る作業を行います。
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編み込み工程
- 穴を開けた革に1本1本革を差し込んでいきます。(メッシュ部分は通常よりも約倍の革を必要とします)
この作業は手作業の為1日に差し込める量が限られ、大きなバッグになると1日に1本分しか差し込めないこともあります。 -
- これらのような理由からメッシュのバッグは普通の牛革バッグよりも高くなります。牛革メッシュの旅行バッグサイズになるとで10万円以上する場合もあります。
しかし今回は皆さんにメッシュの良さを知って頂きたく気軽にお持ちいただけるサイズにしました。またこの技術が出来る担い手も少なくなっていることは否めません。この技術を少しでも多くの方に知って頂きたい思いもあり今回のプロジェクトを立ち上げました。 -
ソフト牛革メッシュ ポシェットの製造工程(一部)
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角ハギ縫い付け
- 青丸で囲った部分を角ハギ(すみはぎ)と呼んでいます。手提げやポシェットとして持たれていて、この部分が一番物と接触する部分でダメージを少しでも和らげるために角ハギを付けています。
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内側ポケットの縫製
- ポケットも1枚1枚ミシン掛けをしています。またポケットで一番負担のかかる場所に裏側から補強しています。この処理によりポケット自体の強度が高まりポケットから物を出し入れする際破れにくくなります。
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芯材にて補強
- メッシュの部分や底など革の厚みだけでは補強しきれない部分に関しては芯材を入れています。この芯材は入れる場所により芯の厚みや材質を変えているのでこの補強によりバッグを長くお持ち頂く事が出来ます。
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表革と裏地を縫い合わせする前の段階
- 先に縫製しておいたポケットなどの裏地をはめ込みショルダーを縫い付けて完成になります。
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- いかがでしたでしょうか。かなり割愛させて頂きましたがバッグ1本作るのにもかなり多くの工程を経ています。
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よくある質問
- Q. 商品の取り扱い方法は?
A. 以下の事にご注意ください。
● 湿気やカビが付きやすいところでの保管はお避け下さい。
●濡れた時は、柔らかい布で軽く押すようにして素早く水分を取り去り、通気性の良い状態で保管してください。
●革のアフターケアは特にクリームやオイルなどを付けなくても柔らかい布で乾拭きする程度で十分美しい状態を保てます。 -
~プロジェクトへの思い~
- この企画はタンナーさんが長年培ってきた技術を知ってもらうプロジェクトと書かしてもらいましたが、それ以外に実はもう一つ思いがあります。このコロナ禍の中、飲食業界や旅行業界が大変だと言われています。しかしニュースにならない業界も実は困窮を極めております。その1つが革業界で、タンナーさん曰く皮も生もので、常温保管しておくとカビが生えたりするため、皮が痛まないように冷蔵庫などで保管しています。しかしその冷蔵庫も満タンで泣く泣く皮を廃棄しているとのことです。また廃業されるタンナーさんもあり困窮の一途を辿っております。われわれ職人はこのタンナーさんが無いと製品を作ることはできません。一職人の力ではどうにもなりませんが一人でも多くの方に知って頂き、今回のプロジェクトで少しでもタンナーさんや革屋さんの力になればと思いこのプロジェクトを立ち上げた次第です。
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~最後に~
- 最後までご覧頂きました皆様、ありがとうございました。当店が商品作りにおいて大切にしていることは、ご購入いただいた方にいかに満足いただけるかという点です。しかしながら新商品を発表するときなどはいつも不安で、ミーティングにミーティングを重ね自分なりに納得のいくものを作ってもいろいろなご意見を頂戴いたします。ですから商品販売後もお客様の声に常に耳を傾け、改良点などがあれば次の商品開発に活かしております。今回の商品も決して完成したものではなく、バージョンアップ品が出るかもしれませんがその点はクラウドファンディングの特性をご理解頂いたうえでご支援いただければ嬉しく思います。これからも現状に甘んじることなく頑張りますのでご支援宜しくお願いいたします。