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はじめに。
- 過疎化や後継者・若い人などの人口流出が深刻な地域があります。そして、なんとか村おこし・町おこしをと奮闘する地域があります。活気を取り戻すには、何か大きな造作物を建てるとか巨額の資金を投じるとか、そんな手段しかないのかと考えたことが始まりです。
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山形県のとある地方に家族で居を構えた際、住民の方から相談されたことがあります。
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「ハーブで村おこし、できないかしら?」
- ハーブや芳香植物を使ったアロマセラピーを地域の方にお教えしていた時期、
「ハーブで村おこし、できないかしら?」
と、ずっと考えていました。
そう、その土地は非常に豊かで、農村地域でもあるが故農作物が抜群に美味しいだけでなく、空いた土地や家庭菜園で栽培されたハーブの香りが格別でした。
もちろん、それが「普通」の地域の方は特に深い意味もなくハーブをとおっしゃったのですが、旅好きの私たち家族は仕事柄もあり各地のハーブの香りを嗅いでいて、その地域の香りの豊かさに大変驚きました。 -
- こんなにも豊かな資源を持つ地域に何かできないか、それ以前に、大変お世話になり、親身に接してくださった方々にお礼がしたいと思っています。
何年も温め、実行の機会を伺っていました、それが「今」だと、この様々な転換期を迎えた社会の中で感じたことから実行を決めました。
環境や自然、関わる人々に不必要な負荷を与えず、かつ、観光資源の乏しい地域にもそれ自体を観光景観資源とし、収穫物を使って加工販売まで繋げていけたら、それぞれがそれぞれの処で輝ける世の中になるのではと期待しています。
そして、生産者と消費者双方で、流行に踊らされない普遍的な価値づけと持続可能なスタイルの確立へとなればと考えています。 -
我々と、我々の未来展望を知っていただくこと。
- 我々と、我々の未来展望を知っていただくこと。関心を持っていただくこと。楽しんでいただくこと。そして、何より、田舎の人と自然の豊かさと底力を一緒に目の当たりにしていただく仲間が欲しいということ。
弊社は夫婦で営む小さな薫り屋です。発信力に長けてるわけでもありませんし、無論、社会に影響力を持つ立場にもございません。そして、資金力にも限りがあり、自分たちのでき得ることを精一杯やらせて頂いても、歩みは遅いのです。
そんな状況でありながらも、どうしてもやり遂げたいプロジェクトでありますから、このような形で皆様のお力も拝借できたらとの答えに至りました。
立派な企業が巨額の資金力を持ってして遂行するプロジェクトではありません。リゾートの開発ではなく、普通の人の営みがある中での「誰もが心落ち着き帰る場所」の創造だと思っています。 -
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どんな人と関わりながら作っているか。
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- こころ・気・生きることをテーマに、夫婦で立ち上げた法人で「薫り屋」、香りを作っています。私共は旅を愛しています。
子どもも6人おり、定期的に旅をするように全国のあらゆる土地に移住し、地域の方々とも様々なことを教えていただきながら濃密に交流、暮らしております。ちなみに現在は北海道札幌市に拠点を構え、地域とともに活動しています。
うちの薫りは、アロマセラピーやアロマコロジーがベースとなる薫りたちですので、どこの地域に居ても特に要望が多いのは「高齢者」との関わりです。
いわゆるイナカ、過疎地域にお邪魔させていただいた頃には、行政企画として、地域のお年寄りへアロマセラピー・アロマコロジーを用いた健康講座を。
時に動きの活発な地域においても、高齢者施設や医療機関への香りの「試み」など、、、。
多くは地道に堅実に懸命に命を生きていらっしゃる方々。所謂、社会的弱者と呼ばれる位置におられる方との出会いも少なくありません。
薫りを香らせる「芳香具」はその土地の木材や伝統工芸を使ったもので、地域の職人と共に、開発から加工までひとつひとつ手作業、「手作り」をお願いしています。そういった物も含めて、兎角「こころ」には拘りがあります。 -
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リワードのご紹介
- ご支援くださった方への御礼品として、私たちの手掛ける生業「薫り」をそれぞれご用意致しました。
本来ならこのプロジェクトで収穫したハーブや、その加工品を是非ともお手に取って頂きたかったのですが、これからはオフシーズンに入り、雪国では来シーズンからの「種まき」本格始動となること、現時点での我々の育てた収穫量は微量であること、プロジェクト自体がとても壮大で大きな目標を掲げていることなどから段階的に試みて参りますので、この度の御礼は私共の核であります「願薫・薫りもの」とさせていただきました。
おそらく、「初めまして。」のお客様が多くおいででしょう。この薫りは、願いと想いを込めた、とっておきの香り、とでも申しましょうか。
私共が長年取り組んできたアロマセラピー・アロマコロジー理論をベースに、これまでの実践・経験と現場で得た知識や知恵を盛り込み、人や「生きとし生けるもの」に流れる「気」に重きを置き、心と気を整えること・美しく整えること、これをテーマに展開させて頂いています。
今回、こちらの挑戦でご用意したお品はクリーマ限定の特別品です。
昨今の時流で抱えるこころの問題にフォーカスし、それらをテーマに調香致しました。
心を大切にされる皆様の、お力に。少しでも、日々を人生を豊かなものにしていただきたいとの願いと想いを込めた薫りです。
お好きな香調で選んでいただくのも良いですが、是非とも「ピンときた」テーマや言葉などでお選びいただきたいと思います。
こちらの薫りを大切に包む「お箱」を薫函と呼び、こちらも北海道産木材を使い、地元で活躍する職人による全て手作業による手作りです。 -
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私たちの想い
- 心は目に見えません。香り、も然りです。感じること、響くことを大切にした作品を、個人のお客様だけでなく、商業イベントや写真展やコンサートなどの文化的活動、高齢者施設や医療機関などの医療福祉の分野や子供やお年寄りへのお勉強会などと、様々な機会をいただき提供させていただいております。
大切なこと。それを大切にできるような日々に、そんな願いと想いを。大切なあなたも大切にしていただきたい、そんな一心で、御礼をお届けできたらと思います。