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今回のプロジェクト
- 私たち”ハレクタニ”は立ち上がって3年目の九谷焼ブランドです。
九谷焼の彩りや魅力を世界中に広げていくために、新しいデザインの九谷焼の作品を作ってきました。 -
- 今回のクラウドファンディングは、これから世界に九谷焼の輪を広げていくにあたって日本の皆さまにもっと九谷焼の魅力を知っていただきたく、挑戦することに決めました。
ぜひ、1人でも多くの方に作品を手にとっていただき、うつわの楽しさを実感していただければと思います。 -
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ハレクタニとは
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由緒ある九谷焼会社の挑戦
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- “ハレクタニ”というブランドは、九谷焼の文化の中心地である石川県能美市で生まれました。このブランドを生んだ会社は、昭和47年に創業した由緒ある九谷焼の会社です。
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- 創業当時から常に「お客さまの毎日を楽しむお手伝いをし、感動を届ける。世界中に本当の美味しいを届ける」という想いを持って九谷焼に向き合ってきました。
長い間、九谷焼はその彩りの良さや手書きで描かれる絵柄の魅力で日本人を魅了し、生活に取り入れられてきました。 -
- (写真:昔の由緒ある九谷焼)
ところが、昨今はより西洋的な作品や量産されて安く手に入る器も増えてきて、少しずつ九谷焼を知っている方が減ってきました。
そこで、「九谷焼の色彩を活かしつつも、従来の九谷焼には無かった形状や絵柄のデザイン性が必要だ」と思い作ったのが”ハレクタニ”です。
もちろん、伝統ある作品に新しさというものを取り入れるのには抵抗もありました。
しかし創業当時からずっと大切にしていた「お客さまに感動を届け、生活に九谷焼の華やかな彩りを添えて毎日を楽しむお手伝いをしたい」という想いを途絶えさせないためにも、新しい挑戦をすることにしたのです。 -
ハレクタニと九谷焼の伝統
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作品作りへのこだわり
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- ハレクタニでは、「普段使いしたくなる。日常に入り込むようなかわいいデザイン」を意識して現代のライフスタイルに合う九谷焼の作品を作っています。
九谷焼の代表的な五彩色(赤・黄・緑・紫・紺青)を基調として、九谷焼らしさを出しながら、飽きのこないシンプルでかわいらしさを感じるデザインのプレートや取り皿、豆皿、カップなどを作っています。 -
- また、「九谷焼から生まれる幸せ」の輪を広げていくため、贈り物としても嬉しい商品作りを心がけています。一つひとつオリジナルデザインの専用箱に入れたり、専用の包装紙も作り、商品を手にとった方が少しでも笑顔になれるようなものづくりをしています。
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九谷焼という伝統
- ハレクタニの作品は現代の生活に馴染む新しさはもちろん、何よりも九谷焼きの伝統を大切にしています。九谷焼は、1655年に大聖寺藩主が命じ、江戸の初期に初めて焼成させたと言われており、約360年の歴史を誇ります。
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- (写真:「ジャパンクタニ」を象徴する作品)
明治6年に開かれたウィーン万博をきっかけに、九谷焼が石川県から世界に広がり、美しい見た目と緻密な技術で、「ジャパンクタニ」として世界にその名が広まることとなりました。
九谷焼は九谷五彩とよばれる赤・黄・緑・紫・紺青を中心としたガラス質な和絵具が特徴で、その色鮮やかさが最大の魅力です。 -
- 色彩の重なりの重厚感と、また絵付部分が浮き上がるように彩色されていて、層の厚みに優美さを感じさせてくれます。
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九谷焼の製造工程
- 伝統的な九谷焼の製造はとても手間と時間がかかります。ハレクタニの作品は、石川県の作家や職人・窯元と日々コミュニケーションをとりながら丁寧に作品作りをしています。
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- ①土づくり:九谷焼の原料となる陶石を採石し、細かく粉末にします。
②水簸:余分な水分を除き、陶石の中の不純物や鉄分を除去する。
③土もみ:焼成後のひび・ひずみの原因となる空気を抜くために練り上げる。 -
- ④成形:ロクロ成形や鋳込み成形にて形を作り上げます。
⑤乾燥:成形された作品を天日で乾燥させる。
⑥素焼き:乾燥させた土を約8時間かけて焼成し、素焼きにして強度を高めます。 -
- ⑦施釉:素焼きの表面に均等に釉薬がけを行います。
⑧本焼き:釉薬のかかった陶磁器の本焼きを行います(約1300℃で15時間)
⑨上絵付:出来上がった陶磁器に最後の工程である上絵付けを行います。
⑩上絵窯:絵付けしたものを上絵窯で(1~3回程度)焼成し完成します。 -
- こうしてたくさんの方の協力と丁寧な作業があって、はじめてハレクタニは出来上がるのです。
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ハレクタニの作品
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ハレクタニの使用シーン
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- ハレクタニの作品は、普段使いから特別なお祝いまで色々なシーンで使っていただけるように作っています。
朝食の時に食パンを乗せて、幸せな一日を過ごしていただいたり、パスタの彩りにも、もちろん和食にも合います。 -
- また、ハレクタニという名の通り、ハレの日へ贈る九谷の焼物ですので、御結婚や新築の御祝いごとなどで贈答品としても使っていただくのにもぴったりだと思います。
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ハレクタニのこれから
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これから目指していきたいこと
- ハレクタニは2017年にブランド立ち上げてから、海外でも多くの反響をいただいております。まずは一人でも多くの方に知っていただき、実際に手にとっていただき、アジアでのブランド力を高めて、将来的には世界中の家庭で使っていただくことを目標としています。
九谷焼という日本の伝統工芸品である「ハレクタニ」を世界中に届け、世界中の家庭の笑顔を増やしていきたいと思っています。 -
支援してくださる方に届けたいもの
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- これまでのハレクタニの作品を中心に、是非とも実際にお手にとっていただいて、見ていただきたいと思います。また開発を予定している新作もいち早くお届けいたします。世界中が大きく変化し、不安が生まれやすい世の中で、自宅の食卓シーンで、明るい気持ちで過ごせる食器を届けたいです。
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終わりに
- 日本の伝統工芸品である九谷焼は、明治期には世界中で愛され最盛期を迎えていましたが、時代の流れと共に衰退をしてしまっています。
ただ、九谷焼は近年様々な変化を遂げ、再度世界から注目されはじめていると感じています。
本来ものづくりに必要な、伝統技術と素材を活かして、固定観念にとらわれず、現代のライフスタイルに合ったものを追求すれば、きっとメイド・イン・ジャパンの器は再び世界中で愛されると確信しています。
そのためにまずは国内の皆様に知っていただき、好きになっていただき、情報発信をしていただくことが大切だと考えております。
皆様と共に、九谷焼ブランド「ハレクタニ」を世界に誇る和食器へと発展をさせいければ幸せです。
ぜひ、応援お願いいたします。