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はじめまして
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はじめまして、テキスタイルデザイナーの林栄一です。
私は、繊維産地「尾州」にある家業の日清ニットに入社して尾州テキスタイル
デザイナーズ協会のゴールドクリエーターとフィランソロフィーズ(最高位)を称号致しました。
また、経済産業省の「地域産業資源活用」に認定されました。
2018年より「いちのみや工房」を立ち上げました。クリーマさんにても数々のお客様にご注文頂いております。
今回、「尾張縞」という江戸時代の幻の柄を環境に配慮してリサイクルヤーン(廃棄してしまう糸)を有効活用して商品を開発いたしました。
コロナ禍で一段と厳しい状況の産地の活性化とまだまだ再利用が少ない繊維製品の促進になるようにとプロジェクトを立ち上げました。 -
江戸時代の技術を現代に復元
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江戸時代~明治時代にかけて繊維産地「尾州」は農家の方々が畑で木綿を栽培して糸を
紡ぎ、草木で色に染めて、手織り機にて製造しておりました。
各機屋さんが独自に柄(尾張縞)を考案して江戸へと行商の方が商いに行ったとの事でした。
その「尾張縞」が尾州の発展とルーツの基礎となった幻の柄模様であります。 -
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環境にやさしく、残糸を廃棄しないで有効活用して製品化したい
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上記の写真のような大量な糸の残り、繊維生地を生産する過程において出来る余剰(廃棄されてしまう)ものを残糸といいます。ある一定になると焼却場に持参してゴミとして処分されます。
燃やす事によって環境に悪影響を与えております。
これをかねてより何とか出来ないものかと常日頃から思案しておりました。
このようなものを再利用して製品化して世の中にだせば繊維産地の活性化になるのではないかと
マフラーとエコマットを開発いたしました。 -
- 上記の資料のように繊維製品のリサイクル率は非常に低い水準のままです。
今回のプロジェクトの取り組みによってリサイクル率がもっと改善されればと頑張っていきたいと思っております。 -
製品化したもの(リターン)
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<Owarishima 赤/黒 マルチボーダーマフラー>
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- 首に巻いても良し!
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- 羽織っても良し!
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- 全体の柄の画像です。
*品質:ウール100%
ロービングという糸の撚りの柔らかい糸を使用しております。
*サイズ:巾約44cm×長さ約180cm(房込み)
イタリヤ製編み機(ニット)で作っております。
*ふんわり軽い
*ストレッチ性に優れている
*暖かい -
<Owarishima ベージュ/茶/グリーン マルチボーダーマフラー>
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- 首に巻いても良し!
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- 羽織っても良し!
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- 全体の柄の画像です。
*品質:ウール85%、アクリル12%、ナイロン3%
ブークレーというふんわりとした玉状の糸を使用しております。
*サイズ:巾約45cm×長さ約175cm(房込み)
イタリヤ製編み機(ニット)で作っております。
*ふんわり軽い
*ストレッチ性に優れている
*暖かい -
<Owarishima グレー/茶/パープル マルチボーダーマフラー>
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- 首に巻いても良し!
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- 羽織っても良し!
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- 全体の柄の画像です。
*品質:ウール85%、アクリル12%、ナイロン3%
ブークレーというふんわりとした玉状の糸を使用しております。
*サイズ:巾約45cm×長さ約175cm(房込み)
イタリヤ製編み機(ニット)で作っております。
*ふんわり軽い
*ストレッチ性に優れている
*暖かい -
<Owarishima エコマット サックス/黒>
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<Owarishima エコマット ピンク/赤>
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- 上記の写真のようにアウトドアやピクニックなどに使えるマットになります。
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- 上記の写真のようにヨガマットとしてもご使用できます。
*綿100%にて家庭でもあらえます。
中温アイロンにてご使用できます。 -
日本で最後のイタリヤ製編み機を丁寧に使用
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- 上記の写真はイタリヤ製編み機(ワールTEX機)と言います。
かつては、東京都・新潟県・岐阜県にもありましたが現在は当社のみの保有になりました。
針を使わずにパイプの中から糸を通して編みますので、
特徴は軽くて、ストレッチ性に優れた、柔らかいストールやマフラーが出来ます。 -
- 1本・1本と丁寧に手間をかけて糸をつないでいきます。
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エコマットの製造の様子
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活動の証し
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- 尾州テキスタイルデザイナーズ協会のゴールドクリエーターとフィランソロフィーズに認定されております。
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産地認定マーク「尾州マーク」を広げたい
- 公益財団法人一宮地場産業ファションデザインセンターが発行する産地認定マーク「尾州マーク」を広く認知していただき、繊維産地の活性化につなげたい。
「尾州マーク」とは尾州産地内にて、織り又は編みと染色整理の2工程を行ったものだけに認定されるマークであります。 -
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- ご支援いただいた、すべての商品にこの「尾州マーク」が付いております。
皆様のご支援により、このマークが広く認知されて、より普及するようになるように心から切望しております。 -
ご支援金の使い道
- 皆様方からいただいた愛あるご支援金は以下のようにご使用させていただきます。
1)循環型繊維製品がもっと普及するような広報活動や設備導入のための資金に使う。
2)産地が活性化するような広報活動やイベントの出展(尾州マークの普及も含め)の資金に使う。
今回のご支援をきっかけに、1歩ずつライフスタイルブランドとしての商品開発にまい進していきたいと思っております。 -
最後にお願いいたします
- 最後までお読みいただきありがとうございます。
残糸といいますが元々は糸を作った人。糸を色に染めた人。糸を使って生地を作る人。
それぞれの人の情熱がこもったものです。
それを燃やして環境に悪い事をするのは心の痛いものです。
是非とも、皆様方には今回の取組をご理解いただきご協力いただければ生産者冥利に尽きます。
このチャレンジが、世の中を少しでも幸せにできるきっかけになれますように走り抜けたいと思っております。