- ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
◇ ◇
◆ 1)はじめに ◆
◇ ◇
◆ 2)こだわりや技術について ◆
◇ ◇
◆ 3)SDGsに取り組むKanKans ◆
◇ ◇
◆ 4)KanKansとして伝えたい想いとご挨拶 ◆
◇ ◇
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ -
はじめに
-
『KanKans』について
- はじめまして、『KanKans』代表の清水香奈と申します。
『KanKans』は今年の4月に、インターネットを中心としたハンドメイド雑貨を製造販売するショップとしてスタートしました。
普段は「マスク」や「エコバック」を販売しているのですが、長引くコロナ禍を期にサツマイモ作りをスタートすることを思いつきました。
もともとモノを作ることが好きだったのもあるのですが、サツマイモをただ作って販売するだけではなく、遊休農地、荒廃農地を有効活用することで、地産地消活動へ繋げていけたら良いなと考えたプロジェクトです。
こうした地道な活動が、地域活性化に繋がると思っています。 - 題して…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『サツマイモの里親募集!ふるさと再生プロジェクト!つなげたい生命のバトンリレー!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー -
どんなチャレンジをするのか?
- 空き畑の草を刈り、堆肥を撒き、土を耕し再び生命を吹き込みます。蘇った土壌にサツマイモを植え付け、丁寧に育てます。作るサツマイモは2品種です。
-
シルクスイート
- 『シルクスイート』は、「春こがね」と「べにまさり」という品種を交配したサツマイモになります。
シルクと名前につく通り、なめらかな口当たりで甘みが強いのが特徴になっています。
特にシルクスイートは高級思考な品種で周りの畑でもあまり見かけない品種です。 -
紅はるか
- 『紅はるか』は強い甘さにもかかわらず、後味はすっきりした感じの上品な甘さを感じさせてくれます。
焼き芋にしたときの甘さは「安納芋」とも比較されるほどで非常に甘く、美味しい焼き芋の資質を備えている品種になります。 -
-
チャレンジの流れ
- チャレンジ① 高齢化により農業を継続出来ない、後継者が居ない。親から畑を相続したけれど仕事や子育てに忙しく作物を育てる以前に雑草の管理すらままならないなど、困って居られる方々から畑をお借りします。
(今回は友人の空き畑を借りてチャレンジします)
↓
チャレンジ② 草を刈り取り、土を耕しフカフカの土壌に戻し再び畑に命を吹き込みます。
↓
チャレンジ③ 空き畑でサツマイモを作る事で地域の農業を活性化します。
↓
チャレンジ④ 出来上がったサツマイモは熟成し応援してくださった皆様へ順次旅立ちます。 -
-
リターンについて
- リターンはサツマイモ2品種(シルクスイートと紅はるか)になります。
支援して頂く価格によって内容は様々ですし、価格が高くなるほどお得になっていますのでご覧ください。また、10,000円のリターンには「芋掘り体験」がセットでついていますので、農業体験に興味のある方はぜひご参加ください。
※自然相手のもの作りになりますので、一口、何kgなどの確約は出来ませんのでご了承ください。
※全てのサツマイモを収穫して、総収穫量を口数で割ったのが一口分とします。
(例 総収穫量が1,050kgあったら、総口数700で割ると一口分は1.5kgとなります。)
( [総収穫量1,050]÷[口数700]=1.5 1.5×3口分=4.5kg ) -
届いたサツマイモの召し上がり方
- 焼き芋や芋羊羹、天ぷら、大学芋などにして美味しく召し上がってください。
-
-
どんなところで作品を作っているのか?
- 私たちがサツマイモを育てているのは、静岡県浜松市の南部です。
全国的に見ても日照時間は長く、晴天率も高いと言われています。また土壌は砂地であり水捌けもよくサツマイモ作りに最適であると考えます。
普段、私たちは会社に勤めておりますのでサツマイモ作りは仕事の合間をを見て手入れ、管理をしています。 -
-
どんな人と関わって作っているのか?
- 長男、長女、次女、妻の妹夫婦、私たち夫婦の7人です。
なぜ、家族でやろうと思ったのかというと農業を通して、野菜を育てることの大変さや喜びを肌で感じ、野菜が育っていく過程をみんなが楽しみにして欲しいと思ったのが一点。
そして、何よりコロナの影響で気持ちが暗くならないように毎日をポジティブに送って欲しくて一緒にやっていこうと思ったのがきっかけです。 -
なぜ?浜松でサツマイモを作るのか?
- 静岡県浜松市南部は遠州灘という太平洋海岸が目と鼻の先で、そのため土壌は砂地であり水捌けも大変良く、水捌けの悪さで出来が大きく変わるサツマイモの栽培に非常に適しています。
浜松市は全国的に見ても晴天率、日照時間も長い地域となっています。そのためタップリと光合成が出来て美味しいサツマイモができるのです。 -
-
こだわりや技術について
-
こだわりについて
- 「美味しいものを作りたい」という強い想いのもと、機械に頼らない『完全な手作業』と農薬に頼らないオーガニックにこだわった生産方法にてお届けしたいと考えています。
また、雑草は数日で生えてきますし、(草に栄養を取られる事で成長の邪魔になります)いろいろな害虫が付くので1本ずつ見て回り駆除をしますし水やりも基本1本ずつ生育状況を見ながらあげます。
「蔓返し」といって蔓が土に根をはやさないように1本ずつ引き剥がす作業をします。並行して草取り作業やダメになった葉や蔓などを抜く作業も行います。
我が子を育てるかのように細かく丁寧に育てています。 -
-
技術について
- 私の友人のお父さんがサツマイモをメインに作っている農家さんで、そこで昨年1年間お世話になって勉強しました。
4月から大体毎週土日、1日8時間くらいを12月まで。おおよそ5万本の植え付けから収穫までを教わりました。 -
植え付けから収穫までの流れ
- 4、5月から苗の植え付けが始まります。植え付けと同時にたっぷりと水やりをします。この最初の水やり次第で生育具合が変わってくると言われるぐらい重要な作業になります。
水分をたくさん得たサツマイモ達は日に日に大きくなり、次第に地面に蔓がつくようになります。そうすると、根を生やすようになるので「蔓返し」と言いう作業をしなければなりません。蔓返しとは地面に根を這った蔓を剥がすようにして反対側へ持ち上げる作業の事です。
植えてから約4ヶ月ほどすると収穫となります。収穫したばかりのサツマイモ達はあまり甘くありません。そのため熟成させるために寝かします。
サツマイモは光合成する事でデンプンを蓄えます。デンプンは1ヶ月ほど寝かせて熟成する事で糖に変わり甘くなるのです。熟成後、出荷となります。 -
-
「SDGs」に取り組む「KanKans」
-
-
『SDGs』をご存知でしょうか?
- 「SDGs」とは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語訳は「持続可能な開発目標」というそうです。2015年9月の国際サミットで “2030年までの国際的な目標”として採択され193の加盟国によって合意されました。
この「SDGs」達成に向けて、各国政府だけでなく企業も貢献していく事が期待されています。
「SDGs」は理念に『誰1人取り残さない(No one will be left behind)』を持ち、貧困解決や持続的社会の構築に関わる17の目標が設定されています。 -
-
『SDGs』と農業の関わり
- さて、「SDGs」が農業と一体どんな関わりがあるかという事ですが、
1つ目は「食糧を供給する」という重要な役割があります。
『目標2』の「飢餓をゼロに」の実現するには農業の存在が欠かせません。「2030年までに飢餓を撲滅し、全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々常に安全かつ栄養ある食料を十分得られるようにする」という強い意志をもって記載されています。
2つ目に、「環境を保持する」という役目と義務があります。農業はそれそのもので自然環境を維持する側面があります。一方で生産性を高めた高めすぎるとフードロスという形で」環境に負荷を与えてしまいます。
この点は『目標12』「つくる責任つかう責任」、『目標13』「気候変動に具体的な対策を」、『目標15』「陸の豊さを守ろう」に関連するところです。
3つ目は「雇用を支える」役割があります。世界では、多くの人が農業を主な生業としています。そのため、『目標8』「働きがいも経済成長も」や『目標9』「産業と技術革新の基盤を作ろう」との関わりがあるのです。
農業は社会に幅広く影響を与えているため、細かく見ればさらに当てはまる目標もあるのかもしれません。 -
『SDGs』に関して私たち『KanKans』ができること
- 今回のチャレンジの中で「KanKans」が「SDGs」とどのように関わっているのかをご説明いたします。
●チャレンジ①
サツマイモを作ることは食料を確保することになり、2番の「飢餓をゼロに」の取り組みに繋がります。
さらに管理に困って居られる方々から畑をお借りするという事は空き畑を活用し、手入れする事が、11番「住み続けられる街づくりを」の取り組みに通ずると考えます。
●チャレンジ②
再び土壌に生命を吹き込むということは、15番の「陸の豊かさを守ろう」の取り組みに通ずると考えます。手入れが行き届かない畑には雑草、害虫が発生し、害獣などの住処となってしまいます。空き畑を再生し、再び命を吹き込むことは土壌の豊かさを守ることになると思います。
●チャレンジ③
サツマイモを育てる過程の中で人手が必要になりますので雇用が生まれます。耕作を通して働きがいを持って働いて頂けるのではないかと思います。これは、8番の「働きがいも経済成長も」に繋がると思います。
私たちはプロの生産者ではありませんので、作付け面積を必要以上には大きくする必要性がない為管理できる以上の量を作らないので無駄な廃棄(フードロス)も少なく抑えることができるのは、12番の「つくる責任つかう責任」に繋がると考えます。
●その他にも細かく探せば様々な取り組みに繋がるものはあるとは思いますが、私たちが目指しているものが結果『SDGs』に繋がっているに過ぎず、農業に真摯に取り組みことが『SDGs』に繋がるものが多いという事になるのです。
ニュースやメディアを見ていると実際、「SDGs」を取り組む企業は多くなってきていると感じます。
企業としては、社会的な目標への貢献をPRする事ができ、経営上のメリットもあります。さらにそのような社会課題解決は長期的には利益を生むビジネスになるとも言われており、投資として十分魅力のある活動になると注目されています。
空き畑についての補足
全国的に空き畑が増えてきています。荒廃農地、遊休農地は平成30年度で28万haあり、そのうち再生可能なのが9.2万ha程だと言われています。(28万haは東京ドーム約6万個、9.2万haで約2万個分)
荒廃農地は年々広がる傾向にあり、害虫被害や雑草被害など良いことはありません。できることならば、再生した方が良いのです。
様々な理由から農業をリタイアしたり後継者不足を理由として辞めてしまった方や畑を手放す方が多くいらっしゃいますし、これからも農業離れは進んでいくのかもしれません。こうして、管理者のいなくなった畑は荒廃していき、再生するためには手間と時間がかかってしまうのです。 -
-
『KanKans』として伝えたい想いとご挨拶
-
終わりに
- 私たちは『サツマイモを作ること』=『ものづくり』だと考えています。
畑に生命を吹き込み、『サツマイモ』を愛情込めて育てることは、形のないものに命を吹き込み造形していく「工芸」、「陶芸」といった『ものづくり』と同じではないでしょうか?
皆様から支援していただいた想いを『サツマイモ』へと生命を吹き込み、愛情込めて育てることは多くの「ものづくり」と共通すると思います。
クラウドファンディングを通じて「ものづくり」から「モノづくり」へと繋げていけたら良いなと思っています。 - これからもより美味しいサツマイモを作れるように日々勉強し、自然と真摯に向き合い、愛情込めて丁寧に、手を抜く事なく育てていきたいと思っています。
そして夢である『芋羊羹』のお店を出して、皆様に「美味しい」と言っていただけるような商品を作り、努力していこうと思っています。 - コロナ禍で大変な思いをされている方々や、豪雨被害に遭われた方々が多く居られる中で私たちの思いに賛同していただきますことに深く感謝いたします。
美味しいものを食べることで少しでも気持ちが晴れ、笑顔を取り戻すきっかけになっていただけたら嬉しいです。 -
支援してくださる方へ伝えたい事
- 遊休農地、荒廃農地の再生が困難になってしまう前に皆様の力をお借りして再生出来たら良いなと思っています。
まずは、私たちの活動を見て、「自分たちにもできるかも」「自分たちもやりたい」と思ってもらえるよう、魅力を発信していきます。(主にSNSによるものと考えています)
1人でも多くの方がまずは興味を持っていただけますようPR努力していきます。
耕作の難易度、作物の需要、地域などマーケティングを行う必要もあるでしょうし、困難や大変なことばかりだと思います。
このまま農業離れが加速していくのを黙って見ていたくはありませんし、野菜の価格供給安定化、雇用など、何か自分ができることがあるのならばチャレンジしたいと思っています。
これからも応援していただきますようよろしくお願い申し上げます。