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あなたの猫はどこから来ましたか?
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- 私がなぜこの問いかけをするかというと、猫との出会いには様々なドラマが隠されているからです。
猫を迎える方法にはどのようなものがあるでしょう?
保健所やシェルターから引き取る、保護団体さんなどが実施している譲渡会に参加する、里親を探している方から譲り受ける、信頼できるブリーダーさんから迎える。
様々な方法があります。
また、野良猫をうちの子にした、迷子の猫を保護した、捨てられていた子猫を拾った、という心優しい方もたくさんいらっしゃいます。
あなたの家の猫ちゃんはどうでしょう?
家に来る前は、どこでどんな暮らしをしていましたか?
なにがきっかけで猫を迎えることになりましたか?
それぞれの猫ちゃんとの出会いのストーリーをみんなで話してみませんか。
その中には、なにかきっと、猫と人間の社会をよりよくするためのヒントが隠されているはずです。 -
みなさん、こんにちは
- ここで自己紹介をさせて頂きたいと思います。
猫刺繍作家のajicoです。
「コイトネコ」というショップ名で、猫の刺繍小物を制作・販売しています。
コンセプトは、普段使いできる猫雑貨。
ミシン刺繍の技術を用いて様々な猫を刺繍し、日常で使える猫グッズを作っています。 -
- ミシン刺繍はとても繊細で多様な表現ができるので、最近はリアルな猫の刺繍にも力を入れています。
目標は、本物のようで本物でない猫を刺繍すること。
イラストのように自由な猫を、写真のようにリアルに―
写真そのままではなく、ポーズを変えたり、小物を足したり。
イラストのように平面ではなく、糸の流れで毛並みを出して。
刺繍だからこそできる表現で、猫のかわいい姿を布の上に表したい。
そんな想いが、ショップ名の「コイトネコ」の名前に込められています。
「コイトネコ」は「小・糸・猫」。
糸で可愛い猫を作る、という意味です。 -
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刺繍を通じた猫との関わり
- 制作活動を続けるうちに、様々な猫たちと出会いました。
SNSでつながった皆さんの猫ちゃん。
刺繍のモデルにさせて頂いたお客様の猫ちゃん。
そして、私自身の制作活動と猫や猫のために活動している人たちとのつながりを意識するようになった二つの出会いがあります。 -
保護猫カフェ「猫式」さん
- 神奈川県川崎市にある保護猫カフェの猫式さん。
保護猫カフェの名前のとおり、このカフェにいるのは様々な背景で保護された猫たちで、カフェのお客様や他の猫たちと触れ合いながら里親になってくれる人を待っています。
私は2017年から2019年までこちらに刺繍作品を置かせて頂き、売上の一部をカフェの運営に役立てて頂いていました。
2019年夏、出産のため作品の委託は終了しましたが、記念にカフェにいる猫ちゃんをモデルに刺繍を作らせて頂きました。 -
- ▲猫式さんのHPはこちらです
個性的な猫たちにぜひ会いに行ってみてください
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ソラちゃん保護猫チャリティ
- 2019年9月にはフルート奏者の町井亜衣さんの発案で、保護猫チャリティ企画を行いました。
町井さんの愛猫ソラちゃんが保護猫であることから、複数の猫作家が集まり、ソラちゃんにまつわる作品を制作しました。
この作品の売上は、制作費を除いた金額を全て猫の保護活動を行っている団体に寄付しました。 -
- ▲かわいいソラちゃんと、町井さんのフルート演奏も聞けるインスタグラムはこちら
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猫や、猫のために活動している人たちのために
- このような経験から、私の刺繍作品も、猫や猫のために活動している人の役に立てるのではないかと思うようになりました。
このテーマはおそらく猫に関連した創作活動をしていく中で、ずっと私の中にあり続けるものだと思います。
まずは小さな一歩として、この想いを表明する。
そんな場として、このクラウドファンディングの場をお借りすることにしました。 -
刺繍作家として、猫のためにできること
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- 猫を取り巻く環境には様々な問題があります。
野良猫、地域猫などの野外で暮らす猫たちのこと、猫の繁殖や流通に関すること、飼い猫の飼育環境について。
しかし、いち猫刺繍作家として届けられるメッセージには限界があります。
また、それぞれの問題について詳細に語れるほどの経験や知識もありません。
猫を愛する方の活動や、飼い主さんの声を広く伝えるにはどうしたらいいだろうと思案した結果、飼い主さん自身に語って頂くのが一番効果があるのではないかと閃きました。
あなたの家にいる猫ちゃん。
その幸せのためにどんなことをしていますか?
あなたの家に来る前はどうでしたか?
どうして猫を迎えようと思ったのですか?
どんなことでもいいのです。
猫を愛する気持ちと、たくさんの猫に幸せになって欲しいという気持ちを、愛猫との出会いのエピソードと一緒に発信してほしい。
私は、そんなきっかけ作りができたらいいなと思ったのです。 -
猫のエンブレムを作ろう
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- そのような思いで作ったのが、「猫の出身が分かるエンブレム」です。
このエンブレムは今回の企画のために新しく制作したものです。
猫の顔と名前、そしてもうひとこと文字入れができるのですが、ここに「出身」を入れようと考えました。
「出身」としたのは、猫との出会いには特に格別のエピソードがあるのではないかと思うから。
話をするきっかけになりやすいのではないかと考えたからです。
このエンブレムは、シールタイプのワッペンです。
お洋服やバッグなどの身に付けるもの、タブレットケースやお財布、文房具など普段持ち歩くものに付けることができます。
また、トートバッグに直接刺繍したタイプもご用意しています。 -
- あなたのお洋服や、お使いになっているアイテムから、こんなふうに猫が見つめていたら。
猫好きの人はもちろん、普段は猫にそんなに興味がない人も気になるのではないでしょうか。
「これ、あなたの家の猫ちゃん?(出身地)ってどういうこと?」
こんなふうに聞かれたら、うちの子との出会いのエピソードにのせて、あなたの思いを語ってみてください。 -
私はシジミ。安曇野から来ました
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- まずは私が、わが家の猫の話をしましょう。
わが家には一匹の黒猫がいます。
名前はシジミ。
私の住まいは関東ですが、シジミちゃんは長野県の安曇野から来た猫です。
はじまりは、実家の母が見慣れない猫を保護したことです。
どこから来たのか、近所では見たことのない猫だったので、母はその猫にごはんをあげて様子を見ることにしました。
猫はやせていて、警戒している様子でしたが、だんだんと母に慣れていきました。
その時、迷い猫のお腹の中には4匹の子猫がいました。
ほどなくして生まれた子猫のうち、1匹は実家で母猫と一緒に世話をすることにして、2匹は知人が引き取り、最後の1匹が県外で暮らす私の家にやってきました。
それが、シジミちゃんです。 -
- お母さん猫がすっかり実家での暮らしに慣れた頃、「似たような猫を探している人がいた」という話を聞きます。
猫を探している人は遠くから車で来ていましたが、コンビニに寄った際に猫が逃げてしまったそうです。
その猫が母が保護した猫とは限りませんが、もしそうだとしたら、飼い猫だったのに知らない土地をさまよっていたことになります。
飼い主と離れ、食べ物を探すのにも苦労し、その間にもお腹には子猫ができ。
母に保護されるまで、どんなに大変な暮らしをしていたのかと思います。
なぜ車から逃げてしまったのか?
キャリーケースにきちんと入れていたのか?
なぜ避妊手術をしていなかったのか?
考えさせられることはたくさんあります。
もとの飼い主さんもきっと心配で心配で、あのときどうして…と悔やんでいるでしょう。 -
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どんな出会いからも学べることがある
- 私はこの話を聞いて、定期的にキャリーケースの点検をするようになりました。
猫の脱走に気を配り、外にいる猫たちの暮らしを考えるようにもなりました。
みなさんと猫との出会いからも、きっと学ぶことはたくさんあります。
みんなで猫について話すことで、社会全体の意識が変わっていきます。
猫の名前と出身入りのエンブレムをきっかけに、愛猫の話をして下さい。
SNSでも、あらためて猫との出会いのことを書いてみてください。
猫と人間が幸せに暮らせる世の中を作るのは、猫が大好きな私たちです。 -
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プリジェクトのリターンについて
- 身に付けたり身近なアイテムに付けることで、話のきっかけになるようなものを作ろうと考えました。
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9種類から選べるエンブレム刺繍ワッペン・トートバッグ
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- 猫の顔とお名前、出身を入れられるエンブレムです。
代表的な猫の模様として、9種類を制作しました。
お名前と出身はお好きな文字を入れることができます。
猫との出会いという最高に濃度の高いエピソードを語って欲しい、という思いで「出身」を入れることにしましたが、もっと他に伝えたいメッセージがある方は「出身」でなくてもかまいません。
20文字以内でご希望のメッセージをお入れします。
あなたの猫に対する想いが、このエンブレムを通じて世の中に広まりますように。 -
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【うちの子オーダー】エンブレム刺繍ワッペン・トートバッグ
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- 選べるエンブレム刺繍は、代表的な猫の模様9種類にさせて頂きました。
本当ならもっとたくさんの種類をご用意できればよかったのですが、どうしても時間に限りがあり、これが限界でした。
9種類の中にはうちの子がいないという方、また、似ている子はいるけどやっぱりちょっと違うという方には、「うちの子オーダー」を承ります。
猫ちゃんの毛の色、模様、目の色など、お写真をもとにそっくりに制作いたします。 -
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【フルオーダー】エンブレム刺繍ワッペン・トートバッグ
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- とことんこだわりたいという方には、フルオーダーの制作を致します。
お好きな写真から刺繍を作ります。
文字入れやフレームのデザインもご希望をうかがいます。
最高の刺繍を一緒に作り上げましょう!
猫ちゃんは2匹まで一緒に入れられます。
ワッペンとトートバッグどちらかお選び頂けます。 -
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じゃれ猫バッグチャーム
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- 猫は飼っていないけど今回のプロジェクトに共感してくださる方に、何かお届けできるグッズはないだろうか…。
そう考えて、どなたにも使いやすいバッグチャームを作りました。
バッグに付けると、バッグが揺れるたびに猫がおもちゃで遊んでいるよう。
キジトラ猫さんのうしろ姿を、細部までこだわって刺繍にしています。 -
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最後に
- 猫を飼っている方、猫好きの方はみんな、うちの子はもちろん、どの猫ちゃんも幸せになって欲しいと願っていることと思います。
ひとりひとりの声が積み重なって、それが世の中の常識になっていくことで、猫に優しい社会を作っていくことができるはずです。
そんな思いを込めて、一匹一匹、猫ちゃんの名前と出身を刺繍いたします。
猫のエンブレムを付けることで、応援して頂けると嬉しいです。 -
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