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はじめまして
- 刺繍でブローチ・ファブリックパネルを制作しているmimifilと申します。
今回、普段の活動ではなかなかお伝えすることができない、商品への想いについてお届けしたいと思い、プロジェクトに参加させていただきました。
ぜひ最後までご覧いただけるとうれしいです。 -
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mimifilについて
- 幼い頃からもの作りが好きで、手芸やお菓子作りを楽しんできました。
学生の頃に、毎月自宅に届くハンドメイド雑誌を見ながら、「いつかハンドメイド作家として活動したい!」と思うようになりました。
刺繍を本格的に始めたのは祖母がきっかけでした。
祖母の形見としてやたくさんの刺繍糸や作品を手にしたのです。
作品のほとんどはテーブルクロスで、いろんな色の刺繍糸から作り出された繊細な作品に感動したよくことを覚えています。
それから独学で刺繍を勉強し、別で仕事をしながら作家として活動するようになりました。
現在は近所のケーキ屋さんで販売の仕事をしながら、空いた時間や休みの日に制作をしています。
刺繍とは直接関係しない仕事ですが、お客様に喜んでもらえるように商品を作ったりお届けしたりする点では共通することばかりなので、日々刺激をもらっています。
またハンドメイド好きのオーナーに頼まれて、お店に飾る用の大きなパネルも制作中です。
刺繍の活動については、Creema等のネットでの販売、雑貨屋さんへの委託販売、不定期でハンドメイドイベントに出展しています。
コロナ禍になってからイベントにはほとんど参加できていませんが、またいつか再開できればと考えています。 -
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mimifilらしさ
- mimifilの作品は植物標本をイメージしたブローチやファブリックパネルです。
なぜ植物標本をコンセプトにしたのか?そのきっかけについてお話したいと思います。
春はチューリップ、初夏はポピーと季節ごとに咲く花々を見に行ったり、お部屋に一輪の花を飾ったりすることが好きです。
そのため自分が作り出す作品も花をモチーフにしたいなと考えていました。 -
- ある日、部屋に飾ろうとドライフラワーで植物標本を作ったことがあるのですが、それがとってもかわいくできて、ふと「刺繍でも植物標本を作ってみたい!」と思ったのがきっかけでした。
植物標本をコンセプトとして、そよそよと風でなびく可憐な花のようすを刺繍の柔らかい質感で表現することがmimifilらしさであると考えています。 -
- パネルは、お気に入りのお部屋にパネルを飾って、よりおうち時間を楽しんでいただきたい。
ブローチは、普段のお気に入りのお洋服やかばんにつけて、よりコーディネートを楽しんでいただきたい。
お花をいつでも身近に感じて日々の生活に彩を添えることができれば、と思いながら制作しています。 -
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制作について
- 制作についてお話させていただきます。
モチーフのお花は、花の図鑑や普段目にした花の中で「このお花を刺したい!」と思ったものの中から、ブローチやファブリックパネルの限られたスペースで、その花らしさを表現できるものを選んでいます。
お花の色も、葉っぱの色もお花によって少しずつ違います。
刺繍糸も膨大な色があり、たとえば葉っぱの緑だけでも10色ほどを使い分けています。
それぞれにぴったりな色を忘れないように図案とともにノートに残しています。 -
- まずは一輪のお花をスケッチして、形を整えます。
そのあとブローチやファブリックパネルの中にバランスよくはめ込んで図案にしていきます。
図案ができたら、リネンの生地に写して、一針一針丁寧に刺していきます。
表現したい形や質感にによって糸の本数も違ってくるのでそれぞれのお花にあわせた刺し方をしていきます。
いまさらですが、刺繍をつくることを「刺す」と表現します。
じゃあ繍は?というと、模様や文字を糸で縫い込むという意味があるそうです。
この一針一針刺していく作業が、制作工程の中で一番楽しく、また一番時間をかけている部分でもあります。 -
- ファブリックパネルは刺繍した生地をスチレンボードに貼り付けてしっかりとパネルらしい厚みを出します。
周りはカットした紙バンドを使用して額縁を作るように加工していきます。
どちらの素材もとても軽いので、DIYしたかわいい棚など、どんなスペースにも安心して飾っていただけるようになっています。 -
- ブローチは厚みのあるフエルトに貼り付け、周りを刺繍糸でふちどっています。
刺繍は平面的な作品になりがちなのですが、この工程でふっくらと立体感のあるブローチになるように仕上げています。
ブローチもとても軽く手触りもいいので、やわらかな素材のお洋服でも針穴が広がりにくく、生地を痛めにくいので、ブローチを付けるのに抵抗がある方でも付けやすいかなと思います。 -
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- ブローチもファブリックパネルも、正面から見ても、横から見ても繊細に表現できるように、一つずつの工程を丁寧に行っています。
お手に取っていただいた方には、手仕事ならではの温かみを感じ取っていただけたらとてもうれしいです。 -
リワードについて
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- 今回のリワードでは、お客様に楽しんでいただけるように、カスタムオーダーの商品をお届けすることにしました。
数種類の中からお好きなお花を選んでいただき、お好きな色の枠でブローチ・ミニファブリックパネルをお届けいたします。
お花屋さんに来て、たくさんの種類の中からお花を選ぶようなワクワクする感覚を楽しんでいただけたらと思います。 - その他、人気でいつもたくさんご用意できない商品も何点かご用意させていただきました。
リワードの「詳しく見る」で詳細が出てきますので、ぜひ一度ご覧ください。 -
おわりに
- 私はもの作りは好きですが、自分の想いを文章にするのが得意ではありませんでした。
ちょうど悩んでいるときに、作品のこだわりや想いを伝える場になればとクリーマスタッフの方からお声がけいただきました。
今回スタッフの方々のご協力があり、このようにたくさんの方々へ想いを伝えられる貴重な体験をさせていただきました。
また、自分の制作してきた作品について改めてゆっくりと振り返るいい機会になりました。
今回企画にお声がけいただいたクリーマスタッフの方々に、心から感謝申し上げます。
最後までご覧いただきありがとうございました。 -
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