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いきること、つくること、ありがとうをうたいながら。
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ごあいさつ
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- はじめまして、totoganashi(トゥトゥガナシ)と申します。
水彩画のオリジナルイラストを原画にしたテキスタイル作品・ペーパー作品、
陶土や植物を使った作品の制作を日々の営みとし、
その中で生まれたものたちを、
展示会やonline storeにて皆さまにお届けしております。 -
totoganashiの図案が生まれるとき
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- たくさんなったヤマモモの実が、落ちて、潰れて、それはそれは鮮やかに、その道を赤く染め上げていたとき。
シンと静まりかえり、あたりが真っ暗な夜、満開のミモザたちが、星たちよりも明るく瞬いていたとき。
ふと顔を近づけた紫陽花の、それぞれの房が、まるで宇宙の銀河のような色合いで成り立っていたとき。 -
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- 心がふるえるような光景に出会ったとき、totoganashiの図案は生まれます。
まぶたの裏に焼きついて離れないその光景を、そっと紙の上におろすように、水彩画や色鉛筆、インクペンを使い描いています。 -
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日々の暮らしに寄り添うように
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そうして生まれる図案たちを描き続けるうちに、だんだんと、その図案を使った布がつくりたくなり、布が出来上がると、その布を使ったものをつくりたくなり、布を使ったものが出来上がると・・・
こころ惹かれるままに作品づくりをつづけ、気がつけば様々なアイテムを制作するようになりました。 -
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- ハンカチやカバン、ブローチにお洋服、レターセットなど、多種多様に展開していますが、新たなものをつくる上で一番大切にすることは、「自分の暮らしに寄り添うものであるか」ということ。
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- よいと思うものを、よいと思うかたちで、よい想いとともに。
これからも、そんな風に営みをつづけ、その営みから生まれたものたちを、皆さまにお届けしていきたいと思います。 -
オーダー傘が、できるまで。
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はじまりは
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作品づくりをつづける中で、いつしか、自分の手の内だけではおさまりきらないものもつくりたいと思うようになりました。
今回、オーダー頂ける傘もそのうちのひとつ。
totoganashiのテキスタイルを使った傘が欲しいなあ。もちろん、晴雨兼用の。持ち手も可愛くあって欲しいし、細かなパーツにだってこだわりたい。
欲しいと言ってくださる方たちにもお渡ししたい。それならば、柄も選べるようにしたい。
つくりたい思いはあるものの、新たな一歩が踏み出せない。
そんなとき、Creemaさんにお声がけを頂いたのでした。
「これから、つくってみたいと思うものはありますか?」
「傘がつくってみたいんです。」
思わず口から出た言葉をきっかけに、
今回の傘づくりは始まりました。 -
出来上がりを、心待ちにしながら
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さてどうやってカタチにしよう。
力を貸していただける傘屋さんはあるだろうか。
傘に使う生地はどう用意しようか。
細かな指定はできるのだろうか。
ああでもない、これならば、を何度も何度も繰り返し、自分以外の方々と一緒に望むカタチにしていく難しさを感じながらも、それでもやっぱりつくりたい、見てみたい、喜んでもらえるものにしたい、という思いで進みつづけ、
この度、こうして皆さまにお届けできる準備が整いました。 -
とびきりの、傘支度。
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柄と持ち手をえらんで、お気に入りの傘を
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- 今回の傘オーダー、一番のお愉しみは、
柄と持ち手をお選び頂けること。
柄はtotoganashiのオリジナルのパターン40種類の中より、
持ち手はアッシュ白木材(Ash)か寒竹材(Bamboo)よりお選び頂けます。 -
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- お好きな柄と、お好きな持ち手を組み合わせた、
あなたにとって特別な一本をおつくりください。 -
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ちいさな歓びをつめこんで
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- 今回オーダー頂くことのできない細かなパーツも、大切なひと品となるよう、こちらでひとつひとつ、丁寧にお選びさせていただきました。
芯となる中棒には木の材を、露先はアンティックゴールドの小さなものに、傘骨を束ねている部分には、お選び頂いた生地と共布のろくろ巻きをおつけします。
そして、傘紐の留め具部分にはアンティークガラスボタンを。
傘紐を解くとき、留めるとき、小さなボタンにほどこされた細工がチカリと光をはじきます。
いくつかの種類をご用意させていただきましたので、どんなガラスボタンがあしらわれてくるか、楽しみにお待ちいただければと思います。 -
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晴れの日も、雨の日も
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- 傘の生地には、晴れの日はもちろん、雨の日にもお持ち頂けるよう、
UVカットに加え、撥水・耐水加工も施します。
朝から一日中ザーザー降りのときにはご遠慮していただきたいのですが、
ちょっとした雨でしたら、なんなくお使いいただけます。
遠くても近くても、お気に入りとのお出かけは、きっと楽しい時間になりますよ。 -
ひびのひかりを、ひびのくらしに
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- 今回、傘以外にも様々なお品をご用意させて頂きました。
totoganashiのオリジナルパターンの中から、お好きな柄をえらべるオーダースタイルのアイテムや、
オリジナルテキスタイルのちいさな生地セットなどもございます。
totoganashiのテキスタイルたちが、みなさまの暮らしに寄り添うものとなりましたら、
とてもとても嬉しいです。 -
終わりの言葉として。
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今回、こういった場をご用意して頂き、あらたなことに取り組んだ時間は、日々のものづくりにおいてのこの上ない糧となりました。
自らの手の内にあるものは精一杯を尽くすこと。
自らの手の外にあるものは信頼して託すこと。
この二つが合わさることで出来上がる作品は、一人きりでつくるものとはまた違うかがやきを放ちます。
傘をつくりたいという想いに応えてくださった、Creemaさんをはじめ、これまで力を貸してくださった方々、これから力を貸してくださる方々に、心からの感謝を、この場を借りて述べさせていただきたいと思います。
ここまでご覧になっていただきまして、本当にありがとうございます。
日々、暮らし、生きる中で出会う、たくさんのひかりの粒を、あなたにお届けできますように。
totoganashi
近藤百恵 -