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一枚の折り紙でできる 切り紙絵の世界
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はじめに
- 一般的に 切り紙は紙を折って・切って・開いて現れる模様の世界です。
一枚の折り紙に一つのデザインが基本になって作られています。
この切り紙絵は私が切り紙を楽しんでいるうちに
「何かオリジナルのデザインをつくれないかな」と考えたところからはじまりました。
最初は、「魔法のように現れる美しい切り紙模様はとても考えられない」と
あきらめかけていましたが、四角の二つ折りやじゃばら折りを作っているとき
これは自分が取り組んでいる組み木のデザインを生かせるのではないかと
思い立ちました。 -
組み木って 何?
- 組み木は共有線をもって隙間なくデザインされた図面をもとに
板を電動糸鋸で切り出して作る木の玩具または造形作品です。
その特徴は切り出した一つ一つが具体的な形をもっていることです。
折り畳んだ切り紙の型の中に、組み木と同じように共有線をもってデザインすることで
一枚に一つではなく、数種類のものを同時に作ることができます。
それらを台紙に構成すると、なんと一枚の絵になりました。 -
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必要なものは
- 主な材料は折り紙と色画用紙、道具はハサミなので、
「作りたいときが、作るとき」とすぐ取り掛かれるのがいいところです。 -
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本の特徴
- この本はカレンダーのように天開きになっていて、上側に作品、下側にその作り方が
のっていてページを移動しなくても作れるようになっています。
20作品が季節を追ってのっています。 -
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楽しむために
- 正確に折ることや、切る作業は共有線があったりと、子供さんには
難しい部分はありますが、折る・切るまでは大人がやって、切り出したものを
開いたり、台紙にあれこれ配置を考えたりすることを一緒になって楽しんで
もらえたらいいなと思っています。
個人差はありますが、小学 高学年生位から一人で作ることができると思います。
私は[一枚の折り紙でできる]ということが面白く、一枚にこだわって作りましたが
みなさんが作品作りをするときは
何枚か使って色の取り合わせを楽しむのもいいでしょうし
切り出したもの全部を使わなくてはいけないというものでもありません。
折り紙と台紙の組み合わせも自由です。
新しい色の組み合わせを見つけて、素敵な作品に仕上げてくださればうれしいです。 -
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最後に
- 今までにないタイプの切り紙を知っていただき、自分の手で作り、飾り、そこから
想像の世界がどんどん広がっていくことを願って、自費出版で本を作りました。
この度、Creema SPRINGSに参加させていただき、発表することができ
感謝しております。
リターン商品は、この切り紙絵の本と、発想の原点となった組み木商品をご提案させて
いただきました。
どうぞよろしくお願い致します。 -