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はじめに
- クリーマで刺繍半襟の制作・販売をしている富士商会と申します。
このほど新商品の制作を始めました。
それはきれいでかわいい、ちょっとユニークな
思わず人に見せたくなる襦袢です。
着物でもなく洋服でもないその中間。
和洋どちらにも使える新しい着方ができる襦袢を通して、
着物という文化を活性化し、これまで着物に興味を
持てなかった若い方にも、ちょっと着てみようか?と
思わせる気軽さで令和の時代にマッチした多様な
「着物ライフスタイル」を提案します。
着る人が増えれば着物の業界全体ももっと生き生きとするはず。
そんな社会貢献ができれば、という気持ちも込めて立ち上げたプロジェクトです。 -
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着物に興味を持っていなかった人に
- クリーマのクラウドファンディングに、
参加させていただけることをとても光栄に思います。
私はクリーマで刺繍の半襟を制作、販売していますが、
今回プロジェクトに取り上げたのは新感覚の襦袢です。
名前をジパンといいます。
ジーパンのように気軽に楽しめるように
ジパン(jipaõ)と名前を付けました。 -
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インドの布で
- 私は毎日着物で暮らして16年ほどになります。
いつも着るたびに思うのはより快適、
かつ楽に着物を着たいということ。
近年、日本はとても夏が長くなりました。
ということはもしかすると暑い国
インドの人々の日常着、さらっとしていて
乾きやすいインドの綿は、
着物の襦袢にいいのでは? と
思いつきました。
早速インド更紗のテーブルクロスを裾除けに
リメイクしてみたところなかなか具合がよいのです。
何度も洗った綿は肌触りがよく、
洗ってもすぐに乾きます。
それ以上に思ってみなかった素敵なことがありました。
歩くたび、体を動かすたびに裾や袖からチラリと覗く
更紗がなんと素敵ではありませんか! -
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ああそれなのに
- 現在の襦袢は和装の下着というポジションで
控えめな色や柄が多く、
おしゃれで大胆な柄はめったに見かけません。
柄物や派手なものがあってもいいんじゃないの? と
その時初めて気が付きました。
調べてみると襦袢は世界的に見ても珍しい
「見せる(見える)ことを前提とした下着」で、
他の国にはないものです。
その証拠に外国には襦袢を表す単語が見当たらないと聞きました。 -
そこで
- 見せることを前提とした襦袢を作るのなら
ぜひ更紗を使いたい! そう思いました。
でも私一人が楽しむのなら市販のテーブルクロスでも
いいのですが、もっとたくさんの人に使っていただくには、
品質の確かな布を厳選してこれなら、と
思うものを取り寄せて入手したいと思いました。
そんな時、クリーマでインドのハンドブロックプリントを
扱っている方を見つけました。
さっそく何種類かの布を選んで購入、届いた布は
望んだとおり、いえそれ以上の素敵な布でした。
こうしてジパン制作の夢が現実のものに近づきます。 -
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とはいうものの、今年は
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- 今年は新型コロナウイルスの影響で
参加予定だった4月~10月まで大きなイベントが
すべて中止となってしまいました。
一番いいのはお客さんに実物を見ていただくことなので
イベント会場でとの思いは残念ながら今年ははたせません。
どうやって皆さんに知っていただくことができるのか、
ずっと悩んでいました。
たくさんの方、きものが好きな人、
着物に興味がない人にも広く知ってもらいたい。
そこで、
ユニークな商品だから、
ユニークな方法を取ってみようか、と
思いました。 -
クリーマのクラウドファンディングに夢をのせて
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クリーマを選んだ理由
- クリーマで販売をしていて、いつも感じるのは
お客様がより個性的な品を探していらっしゃるということ。
工場で大量に生産されたものにはない
手作りの品を愛するお客様が多いと感じていました。
ジパンは大量生産ではなくひとつひとつ縫製して作ります。
布も、インドのハンドブロックプリントという
昔からの伝統技法で、柄を手作業で布にスタンプしていきます。
同じ模様でもその押し方でずれが生じ、
毎回味わいが変わってきます。
ジパンはあまりたくさんは作れないけれど、
一枚一枚をていねいに作ってお届けする。
その希少性やスタイルにしっくりくる感じがクリーマにあります。
それがクリーマのクラウドファンディングを選んだ理由でした。 -
ジパンのじまん
- さて、あたらしい襦袢「ジパン」
かわいくて驚くほど機能的で、便利で。
着物を着なくても、洋服として着ておかしくないくらいの
着物インナー(襦袢)です。
着物は着たことはないけれど
これから着物を始めようかな、という若い人や、
そろそろ着付けの基本から外れて、
自分に合った着方をしようかなと模索する人。
長年、基本に忠実に着ていたけれど、
年齢を重ねて最近着物着るのがちょっとしんどい。
もっと楽に着物を楽しみたいな~と思っている方。
着物着る前にはガウンのように羽織って
部屋の中でリラックスしたり、
着物を脱いで一息入れる時もそのまま、
紐を外してガウンのようにくつろげる。
和装と洋装の中間、洋服と着物を着るまでのショックアブソーバー。
本来見せることを前提とした時期もあった襦袢を、
さらにお部屋着に昇格させたのがジパンです。 -
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ジパンの応援に応えるお品
- リターンのお品は、ジパンの魅力を伝えるものを考えました。
★カメラマン武藤奈緒美さんによる
ナチュラルな写真で構成したジパンのカタログには、
石橋富士子のイラストで、ジパンの使い方や衿の止め方などご紹介。
みんなが大嫌いな(笑)半襟付けも、安全ピンを使って
スイスイのスイ♪で、短時間にきれいに付けられます。
A4サイズ・フルカラー・16ページ
★インドのハンドブロックプリントを雰囲気のある
アラベールに印刷したポストカードセット
飾っておいても素敵なポストカードです。
★カタログ1冊とハンドブロックプリント5枚セット。
★刺繍半襟をきれいにたっぷり見せるオリジナルつけ衿
ジパンにつけるとさらに威力を発揮します。
★特製・ハンドブロックプリントの柄とお揃いで作った刺繍半襟
このプロジェクトのために作りました。
★ジパンとカタログセット。
ハンドブロックプリントの布は1着1着異なります。
基本的にすべて1着限り。もし新たに布が入手できたときに
追加でアップします。
※サイズは出来るだけ合うようにいたしますが、
ハンドブロックプリントの幅が110センチと限りがありますので
ご要望に添えない場合もございます。
★フルセット
今回のプロジェクトでご用意したすべてのセットです。
カタログ1冊、インドハンドブロックプリントポストカード5枚セット
つけ衿、特製刺繍半襟、ジパン
たっぷり楽しんでください。
※サイズは出来るだけ合うようにいたしますが、
ハンドブロックプリントの幅が110センチと限りがありますので
ご要望に添えない場合もございます。 -
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集めたお金の使い方
- このプロジェクトは実行確約型ですので、
集まらないからやらない、ということではありません。
すでにカメラマンの撮影や、モデルの女優さん、
スタイリストの小倉奈夕子さん、
インドのハンドブロックプリントの布材料、縫製の神原楽さん、
ロゴやカタログを作成するモリモト・パンジャさん
色々な方が働いています。
目標の20万円はカタログとポストカードの製作費、実費に充てることにします。
一番肝心なのは、この新しい襦袢が
皆さんに受け入れられることが最大の目標です。
使ってみてイイネ♪と思ってもらいたい、
もっとたくさんの人に知ってほしい。
着物の入り口や、とっかかりを、もっと気軽に楽しくしたい。
40代半ばから今まで着物で暮らしてきた私が出来るのは
その部分かな、と思います。
着物って楽しいから一緒に着ようよ。
これから、いろいろなハンドブロックプリントの布を使って
ジパンを作りたいと思っています。
まだまだ魅力的な柄がいっぱいあります。
きっとみなさん、ジパンを2枚も3枚も
欲しくなってしまうだろうと思いますよ。
インドの生産者に微々たるものではありますが
一定の仕事を供給したいし、ハンドブロックプリントの技術を
次の世代に伝えるお手伝いもできますよね。
襦袢を彩る刺繍半襟、これもたっぷりと
衿の刺繍を広く見せて楽しめるデザインを
どんどん増やしていきます。
それから、それから・・・。
このクラウドファンディングが終わる60日目が終わりではなくて
皆さんと一緒に見る夢の始まりにしたいと思います。
どうぞご支援、よろしくお願いします。 -
- カメラマン 武藤奈緒美
モデル 土屋咲登子
スタイリスト 小倉奈夕子
ロゴ、カタログデザイン モリモト・パンジャ
カタログ内イラスト 石橋富士子