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はじめに
- はじめまして、YOUKAEN petit 担当小野寺です。
わたし達は世田谷に本社をかまえる YOUKAENという花の企業で勤務しています。
筆者である私は、2010年より宮城県仙台市に以前あったYOUKAEN仙台店の店長(ブライダルチーム統括兼任)も務めてきました。
(2021年には残念ながら撤退となってしまいましたが)
2011年の震災も間近で体験し、目まぐるしく変わる環境の中で多くの結婚式に携わり幸せな瞬間に立ち会ってきました。 -
- そんな中、ふと、ブライダルでも使用していた、宮城県産のバラの専業生産者の花を手に取り思いました。
「この素敵なバラがは宮城県産だと知っている人はがどれだけいるのだろうか? 」
「私の好きな東北、宮城県の工芸品を好きな人はどれだけいるのだろうか? 」
宮城県の魅力を新しい形で発信してみたい! という強い想いがきっかけとなり、こけしとハーバリウムを組み合わせたコケシウムの開発にといたりました。 -
コケシウムとは?
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- コケシウムは、「鳴子こけし」と、ガラスの瓶にドライフラワーなどのお花をオイルに漬け込んだハーバリウムを融合した、伝統工芸×花のコラボレーションになります。
鳴子こけしは胴体に花柄が描かれていることから、インテリアとしても人気のハーバリウムの瓶とこけしの胴体がリンクできたことで、伝統工芸品をより親しみやすく、新しい形で発信しています。 -
鳴子こけしとの出会い
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- YOUKAEN 仙台のオリジナル商品が作りたいと、思ったことがきっかけで、まずは仙台の工芸品を調べていきました。
仙台の歴史や観光地を紐解く中でぐっと心をつかまれたのが「こけし」でした。
仙台の西公園のこけし塔があるなど、仙台にとってのこけしは、観光、生活の一部として常に側に
ある懐の広さに可能性を感じました。
弊社のデザイナーに
「こけしと花とでオリジナル商品を作りましょう!」
と話こんでスタート
そして、斬新なイメージが出来上がってきたワクワクは今でも忘れられません。 -
コケシウムでグッドデザイン賞を受賞し、工人さんと喜びを分かち合う瞬間を目指して。
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- 今回のプロジェクトの目標は、グッドデザイン賞に応募をするというシンプルなものです。
応援していただきました資金は、グッドデザイン賞の応募資金にさせていただきます。
コケシウムはリリース後 NHK や TBS など多くのメディアにも取り上げていただきました。きっと以前よりも花と伝統工芸品の注目が広がったのでは?と思っています。
また、今回の活動の目的には注目を集める事以外にも、より多くの人に伝統工芸品と花に思いを巡らせてほしいという想いがあります。 -
グッドデザイン賞受賞したよ!って工人さんに伝えたい
- なによりも、今回新商品開発に尽力していただいた工人さんへ恩返しがしたい。
コロナ禍で観光地に足を運ぶ人が減ってしまっています。
本来であれば開催されていたハズのこけし祭りなども延期や中止になってしまって、従来のようなPRがしっかり出来ていない現状があります。
だからこそ、グッドデザイン賞へ挑戦する過程で、従来とは違うこけしのPRをし、さらに
「一緒に開発したコケシウムがグッドデザイン賞として受賞したよって。」
笑顔で報告がしたいのです。 -
いまままでとこれから
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- こけしに心を奪われたのがキッカケでスタートしたコケシウム。
今までもこれからも社内のデザイナーと二人三脚で、
プレスリリースや写真撮影商品作成などを行ってきました。
それは、こけしの工人さんが丁寧に作ったこけしをバトンのように受け取っているからこそ
自分達の手で丁寧に広げていきたいと思っているからです。
わたしたち花屋は、花を販売していますが、
実は人の思いを届ける仕事をしているだと思っています。
そうやって少しずつ思いを伝え、認知が広がってきたコケシウム
見た目のインパクとから、メディアで取り上げていただく事も増えました。
伝統工芸品×花
コケシウムをきっかけに、花って面白いね、伝統工芸品って面白いね
と思っていただき。
新たな伝統工芸品×花の発見を届けたいと思っています。
自分の生まれた土地で、知ってるようで知らないコトは
実は多く、例えば
東京都で出荷量が多く日本の出荷量の中でベスト10に入る
野菜や花は「小松菜」「フリージア(球根)」などがあります。
東京=ビルのイメージがあると思いますが、実は色々な野菜や花が出荷量ベスト10入りをしています。
自分の生まれた土地、大切な人の住む土地、そして好きな観光地
それぞれの土地に根差す文化や、植物に触れて知らないモノ・コト・ヒトに触れて
発見をしてもらえたら、新しくてワクワクするような文化が生まれるんじゃないか?
そう夢を膨らませています。 -
終わりに
- 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
たどたどしい説明ばかりではありますが、とてもお世話になった宮城県に恩返しをしたい、そんな思いが私を馳せます。
このプロジェクトをキッカケにして宮城県だけでなくあらゆる地方には、素敵な工芸品そして花がある事を感じてもらえたら嬉しいです。