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ごあいさつ
- はじめましてglass.saoriの関根さお里です。
この度は私のプロジェクトにご興味を持っていただきありがとうございます。
吹きガラス歴20年の『GLASS WORKS風花』×サンドブラスト歴15年の『glass.saori』。
それぞれのキャリア、感性を持ち寄ることで初めて生み出されるものづくり。
「あ、素敵!」と思っていただける…
あの人に使って欲しいなと、大切な人が頭によぎる…
幸せなひとときを演出できる…
そんな、気分が上がるグラスを、より多くの方のお手元に届くブランド作りを目指し挑戦したいと考え、本プロジェクトに参加しました。
この企画のために幾通りも試して作り上げた2人の初めてのグラスを筆頭に、私glass.saoriの人気作品もCreema SPRINGS特別価格でお届けます。 -
- ギフトとしてもすぐお使いいただけるよう、ラッピングしてからお送り致します。
特別なプレゼントを贈られるご予定の方は、ぜひご覧ください。 -
サンドブラスト作家:”glass.saori”の普段の活動について
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- サンドブラストを使って、ガラスに絵柄を彫りだして作品制作をしています。
サンドブラストとは、圧縮した空気を利用して砂(Sand)を勢いよくふきつけて(Blast)、表面を削る技法です。
グラスにマスキングをして、砂をかけたところと、かけないところの差で表現します。
簡単なものだと、バイク部品のさび落とし、グラスやボトルの名入れや、ダメージジーンズ加工などに使われることもあります。
砂をかけたガラスはいわゆる「すりガラス」のようになります。 -
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私は、サンドブラストを簡単な加工だけでない「工芸」として地位を高めたいと研究、啓蒙活動をつづけている「彫刻硝子ワタベ」でサンドブラストと出会い、学びました。先生の影響を受け、高度な技を使ったサンドブラスト彫刻にこだわって制作をしてきました。
レーザー加工や機械のように均一な線だけよりは、立体的に彫りこんだり、ぼかしを多用したり、自然な重なりにするところを1か所でも入れることで、手しごとならではの深みを表現することを心がけ、作品作りをしています。 -
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サンドブラストのガラス生地 被せガラスについて
- サンドブラストで削ってすりガラスになるのはわかるけど…色はどうなっているのでしょうか?
実は、「特殊なグラス」を使っています。色ガラスと透明なガラスと二層につくられたもの(被せ硝子)を使い、外側の色ガラスを削り落とし、内側の色をだすことで表現します。
「江戸切子」などで有名な切子生地と同じものを使います。 -
- 色被せ(多層)硝子の作り方は特殊なもので、市販されていません。
私のようにサンドブラストをする人は、通常は、切子用に窯元さんが制作しているものを仕入れるか、アート・個展作品用に自分が意図した形をフルオーダーして作ってもらうかのどちらかが一般的です。
私は、「普段仕入れている生地がどのように作られているのか」「製作をオーダーする場合は、何ができて、何が困難なのか」を理解・体感したいと2年前から吹きガラスの制作を学び始めました。
もともとガラスは大好きで、吹きガラス手法はあこがれ。しかし重設備の吹きガラスは、どうしてもレッスン費も高額になるのではじめから無理だとあきらめていました。
しかし、今後の自分にとっては必要なことと感じ、思い切って吹きガラスの工房に通い始めました。
1200度の灼熱のガラスを巻き取り、0から形作るのは本当に楽しいことです!
…ですが、なかなか上達しません。
手をガラスに触れることなく重力と目視の温感、わずかな器具だけでガラス玉を扱う技術は、そう簡単に身につくものではなく、自分の作品として仕上げるには長い長い道のりだと痛感しました。 -
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Makiko Yoda 氏との出会い
- 私が通う青樹舎硝子工房は、銀座ミキモトのショーウィンドウや、日本橋三越の宝飾展示オーナメントを製作されるなど、洗練されたガラス作品「削紋」で有名な貴島雄太朗氏主宰のガラス工房です。
- 今回一緒にコラボブランドを立ち上げたいと思っているMakiko Yoda氏はこちらのガラス工房で長く活動をされています。
Makiko Yodaさんはガラスの専門学校で学ばれた方で、まるで茶道のお点前を見ているかのような洗練された所作で、するすると美しいグラスを形作っていきます。 -
- アクセサリーのお仕事に従事されていたこともあり、色ガラスからより美しい色を加熱によって引き出し、絶妙なバランスのオリジナルランダムカット(ルミナスカット)と研磨の技術で、宝石のようなガラスを生み出すことも出来ます。今回私がコラボを希望したのも、その美しいガラスに感動したからです。
色合いにこだわり、灼熱の窯の前で長年ガラスを見続けてきた、吹きガラス作家ならでは技術を組み合わせた作品だと感じました。
その宝石のような輝きをもつガラスを、身に着けられるように仕立てた作品もあり、こちらからご覧いただけます。 -
- しかし、ガラス仕事だけで生活し続けていける作家さんは本当に一握り。
他の作家さんも、ご苦労されていると思いますが、普段はガラス以外のお仕事をしたり、工房アシスタントをされたりしながらガラス作りを続けられているのが現状です。
私は、Makiko Yoda作品の大ファンでもありますので、より多くの方に彼女の美しい作品を楽しんでいただけたらと思い、今回のプロジェクト企画での作品作りをお願いしました。
皆様のご支援をいただけたら、作家活動の時間を増やすことも検討されています。 -
なぜ、コラボブランドか
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- サンドブラスト作家が、自分の意図する「生地制作」を吹きガラス作家に依頼することはよくあることです。しかし、私は、今回Makiko Yoda氏と作品作りをする中で、自分の意図する想像を超えた「創造」を感じました。
Makiko Yoda氏の作ったグラスに、私が彫りを加え、それを受けて、また新しい形や色を試して形作る…お互いのアイディアや表現をキャッチボールしながら協力して作り上げた作品はどちらのものであるとも言えない新しい世界のように思いました。 -
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- 一連の作業を一人の作家が行うことも可能ですが、納得のいく仕上がりにするまでは経験・技術・設備、時間がかかり、どこかで妥協しなければならなくなるか、展示会などで1点のみ作られた高額の出展品となってしまうかと思います。
二人で共同することで、個人制作より良い作品を、よりお手元に届きやすい価格にして仕上げることが出来たと思います。
今後も、継続的に共同ブランドとして作品作りをし、他では手に入らない素敵なガラス作品をたくさんの方にお楽しみいただくことができたらと思っています。 -
リワード(リターン品)のご紹介
- リターン品として、今回のプロジェクト限定でお届けする共同作品と、各自のブランドのものをご用意しました。
- ★共同作品1点目は、Makiko Yoda氏のオリジナル「ルミナスカット」があしらわれた贅沢な宝石ガラスをグラスにし、眺めて、使って、お楽しみいただける作品に仕立てました。特に宝石部分は制作にとても時間がかかる作品です。各色限定10個でご用意いたします。
- ★2点目は、2色の組み合わせの色合いにこだわった花柄のグラス。
厳選した、5パターンをお届けします。(初回各色6個限定)飲み物が入るカップ部分の形がかわいく、イチオシです。
コラボ作品はどちらもお家での食卓が華やぐ、主役になれる作品だと思います。
★Makiko Yoda氏のブランド「GLASS WORKS風花」の作品はルミナスカットガラスのペンダント。女性らしい色合いの2色をお願いしました。アロマ等少し入れて香りを持ち歩くこともできるように作られためずらしい作品です。(プロジェクト終了後、8月以降順次製作)
★glass.saoriの作品は、通常サイトからのご購入よりも、お得な価格で数量限定でお届けします。ラッピングにもこだわって、そのままギフトにもお使いいただける作品です。
※制作・発送、すべてそれぞれ1人で行っております。順次のお届けとなりますのでご了承ください。 -
〜終わりに 「ワーママ作家の挑戦」〜
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企画への想い
- 実は私、Creemaさんとのお付き合いは10年近く。私が今までサンドブラストの作品作りを続けてこれたのは、creemaさんのおかげといっても過言ではありません。
- 私には、子供が3人います(12歳、7歳、5歳)。主人は優しい人で、私の作家活動を尊重してくれてはいるのですが、営業職の会社員。休日も仕事があったり、平日も夜遅いことが多かったので「ワンオペ」の家事育児が基本でした。夜は誰かしら起きて泣き、日中も園から呼び出しがあれば、即お迎え。少しおなかを壊していても、保育園では預かってもらえません。”自営業”は、「産後2か月」から仕事を再開しないと上の子が園を追い出される現実。
育児と家事と仕事の、次から次へとジャグリングのような毎日で、責任を伴うまとまった数の作品製作や販売活動、自分が店頭に立たなければならないようなギャラリーやマーケットの活動などはとてもじゃないけど手を出すことはできませんでした。 -
- そんな中Creemaは、唯一自分で活動をコントロールして販売を続けられるツールであり、子育て中で一歩も外に出られなくても、お客様=社会とのつながりを感じられる窓口でした。また売上が本当に少額でも、Creemaでの活動が「仕事」としても認められ、やっと子供たちを公立保育園にも入れることが出来、日中の活動時間を増やすこともできました。
資金は0からのスタートですので、Creemaで、一つご購入いただけたら、次の1つを作る。3つ売れたら、少し大きめのガラス素材にも挑戦できると、売上のすべてを活動を続けるための資金に当て、製作をしてきました。1つでもいいから作り「続けること」を目標に、技術を落とさず、新しいアイディアを模索し、勉強を続ける事を大事にしてきました。
今年、一番下の子が年長になり、ようやく少しだけ「育児」から手が離れてきたな~と感じたところ今回のプロジェクトをお声がけいただきました。
いままでは他の人に迷惑が掛からないように、「自分ひとりだけで完結できるもの」を作ってきたのですが、今回の企画では「2人で」協力して完成させる新しい挑戦を選びました。
ここからがスタートだと思っています。
ご支援いただければ嬉しいです。頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後まで長い文章をお付き合いいただきありがとうございました。 - 【使い道】
・80% リターン製作&発送費
(素材代、吹きガラスレンタル代、製作費、機材代、梱包、送料)
・20% Creema SPRINGS 利用料 -
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